着物被害者を減らす会♪ ^0^/

正絹着物をクリーニングするナゾの異端店主がストレートに提言発信。「着物丸洗うのんはサービス業やぞ!」

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その3

プロが教える《消費者が着物丸洗いクリーニング店を選ぶ時のポイント》3

※当記事のページに表示されているお店の広告は筆者とは全く関係ありません 。

前回>教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その2

当ブログへのご来訪、ありがとうございます。

謎の着物クリーニング屋です。 毎回毎回長くて中身がなくて結論まで到達できんでメン・ゴメ・ンゴ・死語ー。(ラップ調)


①着物丸洗い店?着物クリーニング店?

①-4 丸洗い?クリーニング?どっちなん?-その3

 前回の後半で電話で問い合わせる際の質問例を紹介しましたでー。覚えてくれてますやろね?

Q.着物を洗う時、袖口と掛襟と裾の皮脂汚れ・軽いホコリはは先に落としてますか?

 →「やりません」なら選ばない。

Q.黄色いしみがあるけど漂白とかやってもらえます?

 →「着物にはやってません」なら選ばない。

Q.色がアセてる(色が薄くなってる)部分があるけど色補正できます?

 →「やってません」なら選ばない。

 

この一連の質問をする事で、その着物丸洗いクリーニング店の持ってるポリシー・技術力・料金形態・お客さんに対してのホスピタリティ(おもてなしの心)の有無がわかりますねん。ナイス記事!(笑)

 

●Q.着物を洗う時、袖口と掛衿と裾の皮脂汚れ・軽いホコリ汚れは先に落としてますか?

この質問は問い合わせた着物丸洗い店とかクリーニング店で丸洗いの手順通り前処理を適切に行っているお店かどうかを確認するためですねん。

 

「むっちゃ安いお店見つけて注文し、納品後確認したら汚れが全然落ちてない!」

こういう初心者がよくおちいる《ワナ=ホームページ上で見える部分では安さのみをアピールしがちのお店でお客さんを募る店にダマされた!事件》を未然に防げる、超ナイスな内容となってますな。けけ。(騙されたは言い過ぎ?筆者は全然そう思いまへん。綺麗にしてって言われてホイホイと注文受けてすんまへんなー。汚れ落ちまへんでしたわい。でもね、お支払いはきちんとしてもらわな困りマンナー。って、事件でっシャロ?

 

「全体的に汚れはないけどしばらく洗ってないし」という着物があったとして、一回チェックしてみましょう。ポイントは着た時首の横にくる、掛衿と袖口の内側の縁部分。(汚れてるのは表地もどす黒くなったりしてる)

 

うっすらと波状に黒ずんでない?

それ、皮脂汚れね。潔癖症の方が着用してでも数回の着用で徐々に黒ずんでくるトコ。

掛衿の首にこすれる部分辺りがうっすらクリーム色系になってたらまあファンデーションやけど、その着物着た時に化粧してなかったんやったらすでに酸化して黄ばんでるか色抜けしてる可能性もあり。

 

「黒ずんでるなー」っちゅう状態の着物を何回丸洗いクリーニング=ドライクリーニングしても黒ずみは落てへんねん。理由はスーパーウルトラ安全性を担保するため洗浄能力を極めてユルくセッティングしたドライ溶剤と洗い方やから、そら汚れ落ち悪い。もんのすごく汚れ落ち悪い。

そない設定してるんやから当然っちゃ当然なのね。

 

ちなみに。

大手の会社が石油系のドライクリーニング溶剤を各種販売してて、おのおの洗浄能力に得意不得意があるって謳い文句で販売してるんやけど、正直、そんな大きい差はないよっ。

 

差がどんなもんかっちゅうと、北海道と長野と神奈川と静岡と滋賀と和歌山と鳥取と高知と山口と長崎と鹿児島の水を飲み比べて、すべて言い当てる、ってくらい差がないわけ。(東京弁

 

そんなん、わかるやつはおかしいって。でしょ?(笑)

わかるはずないっちゅうねん。

まー食品お菓子メーカーで日々味わいとか臭いをかぎわけて商品を開発する人なら・・・時間さえあれば60点70点とれるかどうかって・・・ごっつー難問なワケ。

 

口に入れん、クリーニングの結果でなんか、わかるはずないっちゅうねんまじで。

業界の人でも異論、おませんでっしゃろ?

 

・・・もし「わしゃーわかるんじゃっ!」っちゅう頑固モンおったら、マジで対決するでーっちゅうくらい、溶剤の品質には差がおません。これは信じませう。

 

お菓子でも自分とこで開発した商品やったらいくつかは言い当てられるやろけど、いろんなメーカーの塩10種類を目隠しで味見して、10種類とも当てられへんわな的、程度の差しかない感じ。

くーどーいーけーどー。(^^;

わかるかな?ハッキリ独断言うけど、そんなん普通わかるわけない。多少甘いかコクが強いか辛いかサラサラかエグみがあるかとか、そんなんわかる?そないなもん気にして生きてないっしょ?

それと一緒。

 

まあ実際はドライ溶剤に専用のソープを加えて洗浄するから洗浄能力は店によってマチマチなんやろうけど、その差を実感できるほどの数を丸洗いクリーニングに出した消費者はおらんやろから、「誰がそんなんわかるねんっ!?」ってコトやしねー。世界中で販売されてるレトルトカレーのうち3つアトランダムに選んで食べ比べして商品名当てられるくらい、いろんなこと知ってんと、わかるわけないやんね。そんなもん。っちゅうくらい、誰もわかりません。

 

ここまででドライクリーニングだけやと洗浄能力に問題ありまくりやから、個別に地道に手で前処理(部分洗い)をせん店は薦めにくいって理解してもらえたかしらん?

ホンマに金をドブに捨てるようなもんでっせー!注意しなはれやー!(^0^)

う~ん。我ながらなかなかいい記事ですやん。

ここまでは。(笑)

●Q.黄色い染みがあるけど漂白とかやってもらえます?

これは漂白っちゅう染み抜きの基本中の基本、イロハのハ(イではない)レベルの質問。

そのお店が漂白の技術を持っていて、なおかつ自信を持って適切に作業を行えているかがわかりますねん。

 

この質問への回答をお店側に躊躇(ちゅうちょ)されながら「やってます」と答えられたら・・・。

考えられるのは2つ。

  1. 漂白は危険が大きいためできればやりたくない(弁償の経験あり)
  2. 事故があった時のために伏線をはっている(弁償したくない)

 

漂白をやりたくないというお店の心理状態は「自信がない」、これに尽きますと思ってますねん。

何回か前の記事で触れたけど、とある着物手入れ流派の講師が技術者に技術を教えてる時、たぶんやけど、漂白作業をおもっくそ「難解な技術や」って信じこませたあげくきちんと技術の伝承をせんかったんやろ、ってにらんでマス。(敬語で終了!)

 

そう教わった技術者はできるだけ漂白はせんようにもっていくやろし、「どうしても」と依頼されておっかなびっくり漂白するから事故って「やっぱ漂白はせんとこ」ってなるんやろうって容易に推察できまんな。

 

「着物って漂白作業は最新の注意をはらっても色抜け事故が起きやすい」から、積極的に漂白して黄ばみを飛ばすんや!ってモチベーションがない限り技術力・経験値ともに上がらんし、そら成功率は限りなく下がるのは自明の理っしょ。(おお!難しいコトバを!)

ワシ、カッコイイ? (^^ ドオ?

 

そういう意味で質問して回答をもらう際、何事もないような感じで「やってますよ」と二つ返事のもらえたお店は要チェック!赤いマジックでちゃんと印しときまひょっ!まじまじ。

 

逆の場合は・・・さんざんコトバの応酬して、それでも否定的な感じがひっくり返せんかったら、品質を求める際はパスした方が無難です、って言い切ってもええと思う。

 

「キレイにしたいんやったらパス」って意味でね。

「漂白やりますけど状態を見てみんと何とも言えませんわ」っちゅう回答は着物丸洗いクリーニング業がサービス業やと思ってないお店からしたら普通の答えやろうから、その回答でも漂白を適切にやってる可能性はあるからね・・・。

ここが着物お手入れの難しいところです。

 

ひるがえってフツーのクリーニング屋さんは今、すんごい活況を呈してまして、すんごいうらやましい印象を受けとります。 

 

ネット見てたら「ここも適切な漂白と染み抜きやってそう!」「あ、ここもや」「おぉ!大阪にもあるやんけ」「こらうかうかしてられんなー。着物のお客さんうばわれんよう、ウチも気ぃひきしめて技術向上させんとっ!」って気持ちにさせられて。

 

技術伝道師のYさん、洗剤メーカーのMさんの功績はえげつない、日本の染み抜き技術を数年で飛躍的に向上させただけやのうて、技術そのものを体系的に整えてほとんど無償って言うてええくらいの額で広く伝え、販売してはる。まさに神。

(Yさんとは面識はないんやけど(笑))

個人的にむっちゃお世話になってる感じがしているのです。

着物クリーニング業者が神と感じるってのはひいてはそこを利用するお客さんにも神に見えるじゃんねー、と勝手に思ってるけど、着物クリーニング店さんやとこっちの方の技術やら洗剤使ってる率は少なそうやから、恩恵を受けんのは当イヒヒジュテームオーイエースキモオノオランドリーを使うお客さん限定とか、わずかしかないのが現実やったりね。がっくし。

 

戻します。

「漂白やってませんねん」ってお店は言い方きついけど着物のクリーニング屋名乗る資格なし(ちょいきついけど仕方なし)。漂白技術とこのあと解説する色補正技術を勉強し直すか、「やめたらいいのに。被害者増やすなや!」って個人的に思う。筆者は性格が悪うてね。(^^; ウフフ

でも実際にそういう店利用して喜んでる方もいるようなので役割によっては十分成り立つってのもありでんな。だってお客さんが評価するんやったらニーズが有るっちゅうことやもんね。

 

衣類を綺麗にする仕事してるのに漂白技術と色補正もってないっちゅうたら、塩こしょうみたいな超基本的な下味調味料の使い方知らんとマズい料理出してる飲食店みたいなもんやと、筆者は思うけどね。そんなん金出して食べに行きたい?って。わしゃごめんこうむりたい。でもニーズはあると・・・。

 

めっちゃ安いけどどうやってもムラができるファンデーション使いたないっしょ?

「失敗!くそーっ!金かえせーっ!!」やん。

 

長い付き合いとなるお手入れのお店探しの話ですで。

着物をクリーニングすんのに黄ばみが落とせんって事がハナからわかる質問は大切やでホンマ。

 

●Q.色がアセてる(色が薄くなってる)部分があるけど補正できます?

これも着物丸洗いクリーニングするんやったら必須技術のイロハのニ(イロハニホヘトのニ)、色補正技術をもってるかどうかが確認できる質問です。

 

このブログは《着物被害者を減らす》ことが最大のテーマで、読者の《自分が住んでる、自分の行動範囲の中でいい着物丸洗い店を見つけたい!》を応援するもの。いろんな考え方の人が読んでるやろから「これや!」ってなかなか断言しにくい部分もあって・・・。

 

1回しか袖を通してない着物やのに「食べこぼしがあああ!」って時、すぐに処置して簡単にキレイにするだけやったら漂白技術も色補正技術もいりまへん。

でもね。ちょっとややこしい事言うけど、漂白と色補正をキチンと技術としてもってないお店って、染み抜き技術自体もアヤしい場合が往々にして・・・・・・。

 

数十年前に完成した、非常に複雑で薬剤をたくさん使用しなければならない、とある流派の、ぜんぜん改善が行き届いてない(と筆者は勝手に感じてる)技術・・・。

やっぱりそれで生きてきたから呪縛から逃れられへんねやろね。

新しい技術、すぐそこにあるのに。

「ゲゲェ~ッ!」って声デルくらい小遣い程度で教えてくれる、超わかりやすい技術がすぐそこにあるのに。 

 

まあみなさんが普通の染み抜きだけやったらちゃんとしてくれる、そういう店でいいのならそれはそれでいい話なんやけど・・・、全般的にいいお店を探し出す、って壮大なテーマからすっとそういうお店を薦める訳にもいけへん・・・。

 

という訳もあってなかなか断言しにくいんやけど、《ずっと安心して着物をまかせられる店》を探しだすんやったら色補正技術があるお店のほうが、よりベターです。ベリーグッドォです。(^^;

 

けっこうね、ありますねんよ、ええと、着物の持ち主さんがね、着用後にベンジンとかで自分で自力で一所懸命えりふきまくった着物。

で、筆者のお店などに送られてきて・・・。

びっくりするくらい色が抜けてるぅぅぅううう・・・・って着物。何万回こすられたんやろって。

 

クリーニング店・着物丸洗い店での事故以外にも、正絹モノの着物、けっこう色あせしたり色とんでたりしてるの、あるんです。絹ものの宿命やねんけどねこれは。

 

それって漂白技術と色補正技術がないと対処できへんから、この一連の質問、3つの質問に対しての答えは3つともYESでないと、いいお店とは言えん!という事でまとめたいんやけど。

それでいかがでしょね?

キビシスギル?(-_-)

でもなー、漂白できて色補正もできる店が安いわけないってのもわかってますんや。安くない店がええ店って表現すんのもちょい皆さんへ悪いかなって、正直感じますな。

 

「うちではやってません。外注(着物染色専門の取引先)に出してます」ってお店はギリギリセーフに見えるかもしれへんけど、みなさん、《安く綺麗にしたい》は結構重要視しててユズれんトコやろからね。

 

外注に出す=料金が自社処理に比べて割高になる

これリクツやけど、そうなりますねん。お客さん集めたんはウチやから、外注費とは別に報酬はもらわんと、って。

 

それでもええって感じる方にはええお店に見えるのかも・・・筆者はあんま薦めんけど店はみなさんが決めるもんやねんしね。

 

(百貨店にお手入れをまかせるのはこの形です。ですので、相対的に料金は高くなります。でも百貨店経由やと業者側は「絶対に失敗できん」「絶対に百貨店の顔はつぶせん」やろから、そら一生懸命やってはると思います。ある程度お金を出しても惜しくない着物やったら、お手入れ店として百貨店は最善やと、同業として認めてますねん。)

 

漂白は「やりきろう!」と思もたら色補正の技術は必須です。

でも「ほんだら色補正技術をもってるお店なら漂白やってるんやろ?質問2つでええやん。前処理と色補正の。」と思ったあなた。

色補正は自社でやるけど、漂白はあんまりやりたくない、経験値が低いお店、着物丸洗い店にはなんとなんと、ソコソコありまんねん。

びっくり?

 

だから着物丸洗いクリーニングのお店探すの、大変やねんね。

筆者も書いてて今そう思ったんじゃんねー。


いかがでしたか?

今回はこれまでよかちょっと良い記事になってくれてたらウレしいやけどねー。

 

ただね、ここまで読んでくれはったみなさん側への注文もありますねん。

染み抜きの結果をどこまで求めてんの?って事。

 

むかしむかし筆者の取引先のクリーニング店の二代目の息子(技術責任者)に「これくらいでええんちゃうのん」という口グセがあってね。

 

この二代目、クリーニング屋の跡継ぎですでに店を切り盛りしてたけど染み抜きで売り上げ向上をと考え訴えてた筆者が染み抜きしてもろた服のチェックした時、一目見て「まあまあ、これでええやろってしみ抜き途中でサジ投げよったな。」って結果が日常茶飯事やった。

 

パッと見いにはそれほどわからんけど、2秒くらい見たら薄っすら黄色い感じが残ってるっちゅう状態。軽く漂白したらほとんどわからんレベルにできるのに、「コイツ(口悪)なんでやらんねやろ?」っていつも思ってた。

 

まあ当時は今のような体系的に簡単にまとめられた染み抜き技術がない時代やったかもから気持ちはわからんでもないねんけど、それにしても中途半端な作業と結果ばっかやって。

 

だってね、評判落とすやんか絶対。

できる作業を面倒くさいって理由でやらんとお客さんに納品するってあっていい?

消費者である皆さん、どない?

そんな訳ないっしょ。

 

100人のお客さんに黄ばみが少し残った商品を納品するやん。

ほんだらまあ90人くらいは「まあまあ薄くなったしこれでええっか」と納得してくれたとしても、残り10人が「あぁ、黄色いのが少し残ってる。この店ヘタクソやんね」って思ったらちょっとずつちょっとずつ口コミでお客さん減っていくやん。

 

しゃーから漂白をやりきらんその態度と口癖に「なんでそんな考え方事すんねやろ」ってずっと思ってた。取引停止の直前に面と向かって言うたけど、「なにそれ、あなたの申し出はまるで意味不明」って顔に書いてあった。

 

それます。(^^;

今その二代目の店のホームページ久しぶりに見たら

当店が誇る最高技術で納得の仕上がり!

素材により洗浄剤と加工剤を選んでます!

素材の持ち味を最大限引き出します!

 ※一部筆者の表現に変えてます。お店特定されんようにね。いひひ (^ロ^

 

すごいなー。クリーニング店やのに「染み抜き」の「し」の字もうたってない。

もはや綺麗にする気なしか?

ホームページはプロが作った立派で見やすいヤツやのに。

マジで聞きたいねんけど、これ読んでるみなさん、この店、くだんの二代目が継いでると思うねん。

つまり、店の運営は完全に手中におさめてるはず。

 

もし筆者と取引してた時代と変わらず、中途半端な作業で打ち止めしてるとしたら・・・

使いたい?(・△・?

一回試しに出してみよっって感じるのかな?

 

やりきって「落ちません」やったら一歩引いて「仕方ない」と思えるけど、途中で投げ出すって。

・・・悪口ばっかになったにゃん。やめやめ。(^^;

 

いつものように横道それても書き直さない。

筆者はブレないのですぅ。

 
なんでこんな事書いたかって言うと、伝えたい内容が2つあって。
  1. 途中で手を抜くようなお店は使わんようにしましょう
  2. 染み抜きの結果を正しく評価しましょう

 これ、ホンマ重要。

 

1.途中で手を抜くようなお店は使わんようにしましょう

 途中で染み抜きをやめる理由はいろいろやけど、大手クリーニングチェーン店やったらオーナーサイドの問題。

 

しみが適切に落とせんお店はその店のオーナーが「染み抜き失敗して弁償するくらいやったらしみ抜きなんかせんでええ!」って考え方なはずやから。

当然オーナーに従う従業員は工場でしみ抜きはやりまへん。

業務命令違反になるしね。考えようによっちゃ面倒くさいしね、処置するん。 

 

町にポツポツある個人のおじいちゃんがやってるお店は技術が古く、弁償問題が壁になってるってより、染み抜き技術なしでやってこれたから技術を習得してへんかったが大半。

よっぽど懇意にならんと染み抜きは(ほどほどにしか)やれへんやろね。(食べこぼし・単なる汗とかはいけるかも)

 

さっき書いた「これくらいでええんちゃうん」が口ぐせの二代目のお店のような店は街にたくさんあるけど・・・。

後悔するんが目に見えるし。

 

こうゆうお店は年々売上が落ちてるはずやから、大手チェーンなら新規店舗、いわゆる取次店ってやつをどんどんどんどん作り続けてなんとか商品を集めて利益を確保してるのがクリーニング業界の実情ですねん。

 

個人のおじいちゃんのお店は自分の代で廃業しようと思ってるトコが大半やから、ナントカ自分らが食べれるだけの売上があったらええやって感じ。年金と合わせてって。

街のそこそこ大きいクリーニング屋さんは、たぶんセールを連発してしのいでるんやと思う。クリーニング業界の売上に占める原価は全産業と較べてむっちゃ低いからなんとか成り立ってる状態やないかなー。あくまで想像と少ない情報からですが、ネ。

 

クリーニング店や着物丸洗い店のオーナーってね、マーケティングの感覚がないの。

広告とか営業って、実際にやってみんと売上を上げるためのイロハがわからんからね。

ホンマに口コミで集客できるって事すら理解してくれへん人が多いから・・・。

 

普通に考えたら「顧客満足度が高まるほど商品が集まる」という理を理解できへんって。

メーカー「おいしいお菓子発売しましたで」

→消費者「おいしー!」「また買うー!」

メーカー「ダイエット効果抜群の食品、新発売」

→消費者「体重が増えてない!」「また買うー!」

メーカー「デオドラント効果抜群の生地の服、発売中」

→消費者「うわっ臭わん!」「また買うー!」

これ、普通やん?

 

お客さんの良い評価が売上と利益を生むと思うんやけど、業界内にはまだまだ消費者無視と言われかねんやり方してるお店・会社がぁ、と、筆者は個人的に思ってますねん。

 

そういうクリーニング店に行って受付で「ここの汚れ落としてね」って言っても、そもそも個別に染み抜きしてないねんから汚れはそのままで帰ってきますねん。

でここが問題やけど、それを見て「オカネもらって綺麗にするんがクリーニング屋ちゃうんかいっ!」ってあなた。

お店選びの段階であなたが間違っているのです。

 

「それアタシに向かって言うとんかいっ!」とお怒りの貴方・・・

・・・お、お、お、怒らんといてぇ。

m(_ _)m スミマセン

 

いろんなブログとかOKWEBとかで時々目にするけど、たぶんそういう人はどっちかというとあんまり時間をかけて真剣にクリーニング店探してなかったような印象を受けます。

  • 家の近所やから
  • 通勤の道中にあるから
  • 宅配やってくれるから(家まで集荷にきてくれるやつ)
  • 車で行きやすいから

だいたいこういう理由ちゃうかな、クリーニング店選びって。

あ、最近はどこもホームページが充実してるから

  • ホームページで染み抜き上手そうに見えたから

っちゅうのも多いんかもしれんね。

 

これは完全にミスマッチです。

着物に関する限り安く綺麗にしたいなら、洋服も着物も出す店ちゃんと時間をかけて探さんと見つかりません、と言い切れるくらい。

必要なツールはインターネットに繋がる環境(候補選び)と電話と時間だけ。

これが「面倒くそうてできるかぃっ!」って方はお金をかけましょう。

いいお店がありますひょー。(^こ^)

 

百貨店以外も教えろと?

なになに。その百貨店で買うた着物やないと相談しにくい?

なるほどなるほど。

 

そしたらお店、紹介しますわね。

ただ、よ~~~っく理解してね。

筆者、個人的にも業界的にも、今から名前を出す最高の着物お手入れを提供してくれるお店、オーナー、技術者、全て知りません。

個人的に知らんけど、業界内のニュースとか情報とネットで得られる情報を勘案すっと、どう考えても「最高」と認めざるを得ん、ってお店なだけやから。

 

完全に自己責任ですよ、一応紹介するけど。

苦情・クレームは承れまへん。その点ご了承くらはい。

 

懐に余裕、お手入れ予算に余裕があったら、最高のお店です。

  • レジュイールさん
  • ハッピークリーニングさん
  • ナチュラルクリーンさん

この3店は筆者が考える、間違いなく技術が優れているクリーニング店です。日本でよりスグリの店ってことはですねー、世界的に見てもトップランクってわけですなー。

もちろん各店とも着物も取り扱ってくれます。

 

富裕層の方はこの3店のどこかを利用すれば一生クリーニングに困らないでしょう。

筆者自身、この3社は甲乙つけがたい世界一のクリーニング店だと感じます。(それぞれのオーナーさま、怒らないで下さい。)

もう一度言います。末席ながら同じ業界に身をおく者として、世界最高のクリーニング店だと信じてます。(2013年 執筆現在)

 

一つだけオススメの理由を紹介するとすれば、オーナーの理念がすばらしい!って事。

やっぱりトップが決定的な差を生むのです。

 

しつこいけど上記3店と筆者のお店は一切関係ないし、面識すらありまへん。

でも筆者は小規模零細ながら、同業として世界に誇れるお店だと断言します。ホント誇らしい。

 

「なんで同業他社を紹介すんのん?アタマ悪いのん?あんた、アホちゃうん?」

いやいや。

筆者のお店はこれらのお店とは狙う客層・扱う着物の種類が全く違うもん。同業、ちゅうても存在感から何からまるで違うし地域も違う。

うちはパリ県八つ墓村で日本からはゲロ送料やしね。客層はフランス人やし。けけ (TヘT  ナイテナイッ!

 

トヨタとか日産とかホンダとかと、ホソボソとやってる個人の中古車屋兼整備屋さん比べるようなもんやで、それは。

 

これだけ書いとけば富裕層の方々、金額はいとわん!って方、「お前の記事は長い上に中身がないねん!」って方、みなさん幸せでしょ?筆者の記事、もう読む必要なくなるし。(笑)

タマニハヨンデネ♪

 

くどいけど念のため。

紹介したお店は技術的にホンマに間違いない(はずや)けど、ご利用の際は自己責任でお願いシマス。

筆者はマジ何の責任も負えへんし。(^^;

 

2.染み抜きの結果を正しく評価しましょう

 ・・・と思ったんですが、すでにこの記事6千文字を超えててまた読者の方に「まだ続くんかいっ!」って怒られそうなので、次回へ続く・・・。(^へ^;

 

貴重なお時間にも関わらず今回も最後まで読み進めていただき、本当にありがとうございます。

筆者 m(__)m

 

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あとがき 昔の人はよく一日一善と言いました。
マジメ 気質の日本の皆さんの特性をよく表している言葉ですね。皆さんは一日一善していますか?

今日の善行がまだの方、このブログを読んでいただきありがとうございます。 筆者を喜ばせくれました!(^o^)/
人を喜ばせる事以上に善い行いがあるでしょうか? 

これで本日は一善達成です。また明日がんばりましょう。

 

※このブログのページの下部・上部・サイドに表示されているお店の広告は筆者の店とはまったく関係ありません。お店選びは充分に検討し、ご自身の判断でお決め下さい。


<前回記事

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その1

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その2

次回記事>

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その

教えていいのか?4 しみ抜きの結果を正しく評価する方法

プロが教える2《着物お手入れを安くする方法とそのタイミング》

 

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その2

プロが教える《消費者が着物丸洗いクリーニング店を選ぶ時のポイント》2

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前回>教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その1

このブログへのご来訪、ありがとーございまーす。


前回の続き。

①着物丸洗い店?着物クリーニング店?

①-4 着物専門丸洗い店?クリーニング店?どっちなん?-その2

この章は前回完結するはずが色々脇道にそれて長くなりすぎたんで2回に分割しちゃったんだにゃ。(^◁^) ←「にゃ」の口


前回のブログの最後でこんな事を書きました。

>「3千円以下で着物をむっちゃ綺麗にしてくれるお店」は言い方を変えたら

「千円以下でおしゃれなカットをしてくれる繁華街の美容室教えて」って言ってるようなもん。


・・・でも探せば両方あったりするしなー。(笑)

例えもやりにくいネ。

 

 実はコレ、途中まで書いて「はて?千円以下の美容室ってないんか?」と思い当たりまして。ほんで"千円美容室"というキーワードで検索したところ・・・。

結果、多くはないけど複数のお店がある事が判明。で、

・・・でも探せば両方あったりするしなー。(笑)

例えもやりにくいみゃ。

となりまして。

着物専門の丸洗い店は今、ネット店で3千円以下のお店けっこうあるし。

 

実際にお金使って千円美容室でカットしてもろて、「やったー!」という人もおれば「なにコレ?」って後悔の念でお店を後にする人もいるやろし。

 

よもやま話ネ。

筆者はもともと美容師の卵で、通ってた専門学校で就職先に内定させるため年末研修って名目で、とある大阪ミナミの美容室で一週間みっちりと勉強させてもらいましてん。

 

へへー。

当時はとってもクソガキで身を入れて勉強してなかったのもありまして、お客さん相手の実地のシャンプーで連続3人、首から背中をびっしょびしょ♪にして怒られ、当時20代前半の美容師女子複数からの冷たい目ビーム光線に「こりゃ無理やな」と自らの能力に見切りをつけたのでした。オーナー美容師さんは優しかったけど引き止めはせんかったので正しい選択だったのでしたね。

 

また横道それるけど、美容師の専門学校で鬼講師から言われて覚えたことに「ヘアカットは何も考えんとやったら10分あれば終わってしまう」という衝撃のお言葉がありました。

 

・・・(^^

同級生、ほれ、覚えてるやろ?(笑)

U講師、ほれ、鬼軍曹のUR氏ですがな。

みんな、衝撃受けたやん。な?

 

U講師いわく。

「10分でカットは終わらられるけど、それで終わったら何もサービスできない。だから数十分かけて《上手な感じ》を演出するのだ」という主旨の言葉が続き、強烈な印象とともに未だに記憶に。

 

美容師って技術だけでは勝負でけへんねやなぁ、って思いと「このおっさん何言うてんねん?学生に対して言い方を考えへんのんか?」って感情がないまざって、なんか変な感じやった。

実際、当時は言うてる意味がわかってなかってんけどね。

・・・まあオチはないんやけど。(^^; 

ちなみ話。このU講師はシャンプーは頭髪に悪影響、だから俺はトニック(頭髪剤)で日々頭を手入れしているのだとも言ってたねー。頭髪料はオサムライサンかな?みたいな状態やったけど。

そんな経験があるもんやから、千円カット(美容室ではなく理容の方)が初めて出てきた時、激安1000円理容室でもうけるには?ってなって。

 

原価とか考えだしたら・・・。

美容室は人件費に家賃に水道光熱費と初期投資(お店、器具)のローンだけやから、

10分で千円。

1時間で6千円。

1日12時間稼働で絶対売上が7万2千円やから

月25日稼働で売上180万円。

人件費で70~100万かかってもあとの経費は20~30万程度やろから・・・

「考えだした人、うまいこと考えたなー」

「こらボロい商売やな。」

と感じたのと覚えてます。

 

でもね、実際利用してみっと半々の確率で「激怒」して帰る事に。

筆者はあんまりファッションとか興味がなくてこだわりもないんやけど、「散髪しました!って感じにならんように」とだけ伝えて全体に5cmくらいカットしてもろて「こうなりました。いかがですか?」のバックからの鏡チェックで激怒。

 

ほんでその流れで修正してもらうために10分で終わるはずが30分以上かかるという最悪の事態に・・・。

で、結局筆者の言ってる意図を理解してくれへんから、ナンボ修正やり直ししても全然おかしいままで、どんどんサイドとバックが短く刈り込まれていき・・・。

激怒して帰る時は必ずこのパターンでしたなー。

 

文章でどれだけ伝わるかわからんけど、後ろ髪、うなじの部分の髪の厚みが1.5cmくらいあって、「今サンパツ行ってきたトコ。」って感じになるのだけは許せん。それ以外は多少短すぎてもカミソリでキズつけられて血がドバッ時でも怒らんかった筆者が、それだけはこだわるのです。

「こだわりの要望はそれだけやんけ。初めに目ぇ見ながらキチンと伝えて、『わかりました』って言うたよな、あんた」って。

 

大人げないって言う人もおるけど、カツラかぶった後ろ髪!みたいな感じになりますねん(と感じてたし、今もそう思う)。

どんだけカッコ悪なるかわかるっしょー?(わかってほしい)

 

筆者が千円カット(理容)を未だに利用する理由は以下3つ。

  1. 10分で完結する
  2. 1000円で済む
  3. 難しいこと要求せえへんかったら無難な仕上がり(ノーファッション)

しゃーからこうなります。

  1. 10分=快適=安心
  2. 1000円=料金
  3. 無難=品質

 

さあみなさん。お待たせしました。こっから本題です。

「前フリ長っ!」(^^;


 

前回の中盤から後半にかけて料金・品質・安心をどうバランスしてお店を選んだらええねん、っちゅう基本を説明したけど、結局「せやからどない選ぶねん!?」というところまでしか書けてなくてごめんなさい。m(_ _)m

 

筆者の千円カット(理容)のお店選びの基準は

  1. マジ短時間で終わってなっ!
  2. 会話せん担当者に当たってくれ!
  3. 女子スタッフにあたりませんにょうに
  4. 散髪しました!って感じにだけはせんといて
  5. やっぱ千円(内税)でお願いします(^^;
  6. ノーファッションでいいけどセンスのある担当者でよろしく 

これくらいかなー。

そもそも「本気でやったら10分でできる技術を次回来店につなげようとトークとかファッションセンスとか《上手やろ?》的な演出とか詰め込んで40分とか考えられん。」

いらんもんそんなん。センスのかけらもない初老男児には。

 

それとやっぱ千円って安さの破壊力。

それまで普通の理容室4千円弱とか、美容室で安いとこでも3千円弱とかやってんで。

どんだけ安できんねんっ!ええがなええがなーっ!って。

10分で千円って、マジ「ええスキマついたな~」って思う。

 

この記事読んでるあなた、貴女です。(貴方かも?)

着物の手入れを考える時、お店選びの条件みたいなヤツいくつかピックアップして。「これはゆずれんなー」ってやつ。

できるんやったらここで一旦記事読むの中断して、本気で条件考えてくれたらなーと。

そしたらこの後続く内容がもっと身近に感じられると思いますねん。

 

ググって色々な方のブログやQ&Aサイトなどを熟読するとだいたい以下の希望・条件に代表されます。

  1. 料金は◯◯円以下
  2. ちゃんとキレイにしてくれる
  3. ていねいで優しい対応
  4. 見積金額を上回る請求がない
  5. きちんと着物丸洗いのイロハに従って手を入れて処理をしてる
  6. 「着物がなくなりました」が絶対ない
  7. 着用できない状態にされる事がない

もっとあるけど、ひとまずこれくらいで。

 

例を出して当てはめてみますわな。

「この夏何回か着た、あちこち(胸・そで・前身頃・おしり)汚れとか"しみ"がある着物をクリーニングに出したい」

  1. 料金は3千円以下
  2. 洗うだけでだいたいの汚れ・しみがなくなる
  3. ていねい・親切(こんなん当然やけどね。商売人やねんから)
  4. 「丸洗いで落てへんしみは追加でしみ抜きやりますか?◯千円です」
  5. 着物丸洗いのイロハで処理してくれる
  6. 商品がなくなる訳ないですやん
  7. 着用でけへん状態になる訳ないですやん

という着物丸洗い店があったとして。

 

・・・・・・という前提がすでにあり得まへん

 

「は?」

とお思いのあなた、あなたは既に着物業界の悪習のひとつに感化されてます。

説明は次回に続く・・・。

 

 

「きぃーーーーーっ!!!」

とお怒りのあなた。冗談です。ジョウダン。

ジョークですやん。(^△^)

 

2.丸洗いだけでだいたいの汚れ・しみがなくなる

これが着物業界のひとつ・着物に携わる業界全体が流布する営業トークで、見事に毒されてダマされてる証拠。

っちゅうか、全クリーニング業界を巻き込んだ誤解って言う方が核心ついてるんやけどね、ホンマは。

 

《ドライクリーニング》ってあるでしょ?

ドライクリーニングって水は使わんとガソリンみたいなモン(正確には揮発性の溶剤)で洗うんですな。

ドライクリーニングで落とせる衣類の種類はひとつ。たったのひとつ。ジャカジャンッ!

 

それは油溶性の《軽く》付着した汚れのみ。ファンデーションでもギュギュ~ッとこすりつければ取れへんようになるし、日にちが経過してくると汚れが化学反応を起こし始めて"しみ抜き"せんと取れへんようになりますねん。マスカラとか要注意。丸洗いで残るん、結構ありますねんで。

 

揮発性溶剤で洗うだけでは油溶性汚れしか落てへん。

つ・ま・り。

水溶性汚れはほとんど全くって言うてええほど落とせませんねん。

 

フツーに着てできる汚れが100あるとするとしますやん?ほんだらドライクリーニングで落とせる汚れは3~10くらい。

 

(●ロ●)ハ?

「あんたナンボなんでもそら言い過ぎでっせー」というツッコミが入りそう。

やけど、お客さんの衣類を預かってクリーニングするお店の関係者やったら常識中の常識。マジでこれ。

知らんのは消費者だけですねんやん。

 

クリーニング関係者のみなさんの「こいつ殺す!!」って殺気立った目をかいくぐりもー1コホンネ言うたりまひょか?

 

みなさん、よく聞いてくださ~~~~~~~~~~~~~~~~いっ!

「わーーーーっ ぎゃーーーーーーーっ!!!」

 

ドライクリーニングはご家庭での洗濯に比べて・・・・・・・

ちゅうか、比べられへん。(^^;

比較になれへんくらいおウチの洗濯の方が洗浄力は高い!

むっちゃ高い!

比較なんかでけへんくらいおウチの洗濯の方が綺麗になる!!!!

 

みんな、家で洗濯するやん?

洗濯する時、水で洗いますやん?

水だけやと油溶性汚れはぜんぜん落とされへんけど、水溶性の汚れは結構落ちますねんで。知ってましたぁ?

 

そもそも水は洗浄素材としては完全なモンなんですねん。ほんでね、その完全な水に加えるんは優秀な大学を優秀な成績で卒業した、頭の良い理系の集団が開発した、世界的に評価の高いトッ◯°やらナノック◯やらアタ◯クやらビ◯ズやらアリエ◯ルやらを加えて洗うんやでー・・・・etc。

 

水だけで洗っても油汚れは落とせませんやん?でも洗剤加えますやん?ほんだらどーなるか?

 

はいご名答。そーぞーどーり。

じゃじゃーん。油汚れも相当落とせる、さらに完全な洗浄素材になりますんや。

ね?いっつも洗濯して、気持ち良いでっしゃろ?ニオイもけっこー落ちとるやん?

 

身体から出る油もめっちゃ落ちるからみんな家で洗濯するんよ。

 

これがもしクリーニング店に持ち込んでクリーニングせな綺麗にでけん、ってなっとったら、正味肌着のTシャツのクリーニング料金って30円とか50円とかになってるでぜったい。なんでや言うたら自分とこで注文受けたいからクリーニング店同士で競争するからやねんでー。

 

競争始まったらの、そら洗剤メーカーも我先にむっちゃ効率的な安っすい洗剤開発競争が始まりますやん。

だって考えてみー。オトコで例えたら1週7日分の肌着のTシャツがどっかのクリーニング店に出したなるんやで?ワイシャツどこの騒ぎちゃうっちゅうのよ。

 

クリーニング店からしたらあんまクリーニング利用せんオトコ客取り込めたらそっから先、他の服クリーニングに持ってきてくれるようになるんやもん。そらがんばるっちゅうねん、っとね。   あかん。また横道走っとる。(TдT)セイチョウノナイニンゲン

 

洗剤と水を組み合わせた作用って、衣類全体に付着した汚れのうち、20~45くらいは洗濯機で洗うだけで落ちるんやで。

 

ちーなーみーにー。

むかし米国のNASAが一般消費者向け洗剤の洗浄力テストっちゅうのを真面目にやっとったんやけど、そん時の結論は50%以上の汚れ成分を落とすんは不可能ってやっててん。NHKのなんかの特集やったと思うけど。まじね。 完全に汚れ落とそーとしたら服としての機能を失くすみたいな。ズタボロになってよかったらもう少し汚れ成分落とせるんちゃうん?みたいな感じやったけど。

 

ずいぶん前やから記憶もあいまいで筆者の思い込みが事実に置き換わってるかもしれんけど、汚れの50%は残るっちゅうのは当時の事実やったんやで。検証番組でね。

レーゾーコの電気代が今の時代、月に20円とかになってないやん?技術革新いうても限界があるからね。

 

筆者が受けたショックのポイントは洗濯しても目に見えん汚れが5割以上は確実に残ったまんまっちゅうトコ。20年くらい前やったと思うけど今でもセンメーに覚えとるからね。はいはい。横道横道。戻る戻る。(^^;(^^; ←インヲフンデルノダガナニカ?

 

ほんでね、水の温度を上げたりとか酸素系漂白剤を同時に使うとかすっと、さらに5~20%も洗浄能力が上がりますねん。

 

ただ・・・。今話題は着物でしょ、着物。

そうそう、絹でできた正絹モノ着物にゃ。

 

着物丸洗いクリーニングの時、ドライクリーニングの時な、、、そら汚れなんか全然落ちへんねんで。この件はごちゃごちゃ考えんとそのまま受け止めてな。ホンママジ話やから。

 

ドライクリーニングで水溶性の汚れを落とす簡単な添加剤とか洗剤はプロ向けには色々とあるんやけど、そんなん使こたら色あせとか縮みとか変色とか生地を傷めるとかってトラブル続出で・・・まさに地獄、地獄に足を踏み入れる事になるんす。

 

洗剤が悪いんやのうて、正絹着物に水溶性汚れを落とす添加剤を使うって判断する技術者・オーナーは普通に考えて、あんまおらんと思う。

まあムリやもん。マジ地獄やで。(トラブルが起こらんかったら「エエ店」って評価になるとしても、地獄には行きたくない)

 

どんだけ理解してもらえるかわからんけど、ちょっとだけ突っ込んで書くね。

ドライクリーニング用の汚れ落とし添加剤には水分をたくさん含んでるモノがあります。(洋服中心のクリーニング屋さんで綺麗品質で集客を図ってる店はだいたい使ってるイメージ。やる気ある方向け。でも着物には危険すぎ)

 

ドライクリーニング時、設定のやり方によってはその水分を含んだ部分を洗浄液内の界面活性剤等の力によって《水で洗ったかのような効果が得られる》事を目的として添加するねん。

 

洋服のドライクリーニング時やったら筆者もそれほど「問題や!」とは思わんけど、着物にそれやるんは自殺行為やと思うねんねー。だってさー。そんなんやってたら弁償事案、連発食らうもん。

 

ドライクリーニング機械の中で洗浄中にできるだけたくさんの汚れを落とそう、っちゅうのは「安さを追求する」のに効率を考えたら、そんな悪い発想やとは思わへんけどね。

でも現実的にそれができるかどうかって質問されたら「それやるヤツァ終わってる」って言い切れるもん。「ハイ地獄」って。

(^^; コトバヅカイワルスギィ シツレイシマシタ

 

あの・・・。

こっからは筆者の独断でモノ言いまふ。

正絹着物の丸洗い(京洗い・生洗い)の洗浄方法に効率を求めたら、絶対アカンと思う。着物丸洗いの基本に忠実に立ち返って、やれる事を普通にやる。着物の丸洗いクリーニングに「効率」求めたら、結局ここに戻りますねん。せやから料金は高止まりしてるんも事実、ひとつの側面やと思もてる。

 

それは

「前処理でよく皮脂で汚れる場所に部分的な洗浄を行う」

※油溶性の処理 水溶性の処理は一般的に"しみ抜き"で対応する

結局、それに尽きますねんなー。

 

まあ水洗いがどんだけ最高の洗浄方法やっちゅうても、さっき書いた横道通り家庭洗濯やったら100中の30~40くらい汚れ落ちたら言う事ないけどね。

 

プロのクリーニング店とか着物の水洗い手法の洗い張りをする店でも洗って落とせる可能性がある汚れ100のうち、60くらいまで落とせたら御の字で、どんなにがんばっても40~50くらいの汚れは残るんやけどね。残念ながら。

これは技術的限界ですので。根拠あるけど長くなるからおはしょりっと。

さらりと着物用語を使う筆者。どない?(^^

 

超強い洗浄力を持つスーパー洗剤を用いて100度の熱湯で一昼夜グツグツ煮てかまわんねんやったらもう少しは汚れ成分を落とせるんやろけど、そんな洗い方に耐える衣類は特殊な用途のモン以外現実にはないしネ。

 

衣類が年々黄ばんでいくのはこの残った40~60くらいの汚れが作用してるんやし。みんな、もっと気づいて!(笑)

まじ頼むで!

 

実際、正直なクリーニング店さんや着物丸洗い店さんは自社のホームページでちゃ~んとその事うたってるしね。

ドライクリーニングだけでは綺麗にはなりません。

 って。

 

「そう書いて高い方のコース薦めるための営業トークやろ?」

「技術に自信がないからはじめっから言い訳してるんちゃうん?」

と思ったあなた。

 

ブ・ブーッ!マチガイ! (・へ・ ドユコト?

 

ドライクリーニング機に着物を投入し、グルグル回転させながら溶剤で汚れを落とすイメージがあると思うけど、正しくは

ドライクリーニング機に着物を投入する前に汚れやすいえり山・そで口・すそ周辺を適切に前処理(下洗い・予洗い・部分洗い)し、全体的にすすぎの意味でドライクリーニング機に着物を豆乳、いえ、投入するんす。

 

丸洗いルールっちゅうても地域とか店ごとでちょっとずつ違う部分もあるやろから全部の店がって言いにくいのは確か。でも弁償案件撲滅しよー思もたらドライクリーニングにすすぎ以上の目的を持つのは禁忌。商売ならんと思うまじで。でも相場通りの料金を請求する店やったらそれなりの金額もらうはずやろから、違うのかなーって。横のつながりないんでのー。

 

大事なことなので繰り返しー。

着物を洗う業者はドライクリーニング機を前処理の後のすすぎの意味で使うのです。

ポイントは極端な言い方やけど「ドライ処理はすすぎ程度の効果しかない」と着物丸洗い店が理解してるって事。

 

せやのにお客さん側はドライクリーニング(表記は"丸洗い”やけど意味はまーざっと同じ)だけで数千円程度の安価で着物を綺麗にしてくれるお店を探してる。

このギャップが不幸な着物被害者を続出させてますねん。

 

その意味において丸洗い(=ドライクリーニング)だけ安いお店を探すのはナンセンス。

5.着物丸洗いのイロハで処理してくれる

ここが問題のひとつ。

 

ただし短期間に1,2度しか着用してへんで、汗ぜんぜんかいてなくて、よ~くチェックしたら襟山に筋みたいなうっすら汚れくらいしかないかなー、くらいの着物やったら丸洗いだけでも満足感は得られると思いますが、ね。

 

筆者の店やったどうすっか?

いひひ。聞きたい?聞きたい?

けけけ。聞いてクレーっ!(笑)

 

まあね、首に当たる襟山(着る時折る部分)にできた筋状の薄汚れくらいやったら 、たぶん全体はくったり感やのうてシャキッとキレイな感じの状態やろうからシワもそんなないやろう、との推測から次のような感じになるかなー。

 

「料金のかかる丸洗いやのうて衿拭きという衿の筋状に広がった汚れのみ落とす、って作業だけでよろしいのでは?」みたいな。

興味のある方はフランス国パリ県八つ墓村大字ジュテーム6336-29 オオウフランスパリックリーニング店の筆者まで送ってみてちょ。届くかどうかはお楽しみ(笑)

 

 

話戻すと結局、他人様の持ち物を預かって手入れする仕事って、次から次からどんどん注文が来んと心配で心配で夜、マジで寝られへんようになるし。

 

それには「気に入ってもらう」事が一番大事やから、料金も品質も利用してくれるお客さんの要望の幅を超えんように、ほんで期待に応えられるような対応しますやんか、サービス業やったら。

前章でも書いたけどこの上質な品質がむっちゃお得な費用で利用できるなら「俺のレストランシリーズ」みたく流行ると思いますんやけどなー。高卒やけど。数学は証明で挫折した口やけど。なにか?

 

 

 

覚えてますか?テーマは《丸洗い店?クリーニング店?どっちを選んだらいいの?》。(横道それまくってんのは筆者やけど)

 

《適切に前処理した後に全体を丸洗いする》は、丸洗いクリーニング前に掛襟・袖口・裾内側の汚れを落とす作業=前処理をしているかどうか。着物のクリーニングを考える時、この事は非常に、非常に大切。マジ重要。チョー・・・ひつこい?(^^;

 

これをやっているフツーのクリーニング店が多いのか少ないのかはわかりません。着物丸洗い店ではやってる方が多数派です。だってそう習うからね。

 

お店探しやけど、お客さんがお店を選んでいく中で「ここいいかも?」と感じたお店がクリーニング店やった場合には、どんどん電話で問い合わせを入れていくしかないんですな、結局は。

 

できれば一冊のノートを準備して、質問した日、質問したこと、その時感じたこと、担当者の名前とかを覚え書きしときます。

コレ、マジのちのち役立ちます。マジでマジ。ホンマに。

 

信頼できるお店が見つかった後は用なしになるかもしれんけど、信頼できて料金も安いお店を探し切るためには手間惜しんだら見つかるもんも見つかれへん。これもホンマやで。

 

★★★参考にしてネ 問答集ダヨ♪★★★

クリーニング店に電話で質問する時は突っ込んだ言葉を使おう。

 

例)

初めに電話で挨拶する時、まずこう言いませう。

挨拶.自分のところで丸洗いもしみ抜きもやってくださるお店を探しているんですがいかがですか?

 →「全てやってます」なら下記3つも聞きませう。

 →「丸洗いはうちで、他は専門業者で対応」ならやめとくべきかも。

 →「クリーニングは全て専門業者に委託」←この店選ぶひとぉ、この記事読んでも時間の無駄。意味あらへんでー。近くの着物屋さんと仲良うなって言いたい事お願いしたい事がちゃ~んと委託業者に伝わるようにする活動の方がなんぼか建設的やで。まじ。

 

Q1.着物を洗う時、"そで口"と"えりの首とこすれる辺り"と"すそ"のほこり・皮脂汚れは先に落としてますか? またその料金は丸洗いクリーニングの料金内ですか?

 →「やってます」なら続いての質問へ。

 →「別料金」なら料金を聞いておく

 →「やりません」なら選ばんと。

 

Q2.黄色いしみがあるけど漂白とかやってもらえます?

 →同じく「やってます」なら次の質問へ。

 →「着物にはやってません」なら選ばない。

※クリーニング業界は異常に弁償事案に恐怖心をもってるんで、技術のない店は「漂白=弁償」って感覚の方も多い。なんでモゴモゴどっちかわからん対応をされると思いますが、ねばって回答を引き出しましょう。

 

Q3.色がアセてる(色が薄くなってる)部分があるけど色補正(部分染め)できます?

 →「やってます」なら一度テストに出せるでしょう。

 →「やってません」なら選ばない。

 

できるだけシンプルに書きましたで。

先に言っときます。順番がめちゃめちゃで申し訳ないことです。文章書くのはそれほど苦やないけど、書く前の文章構成(起承転結)とかが好っきゃないもので・・・。

(^^; ダイタイ文カイタラアカンヒトヤン

 

この3つの質問だけでその着物クリーニング屋さんがどんな店か実はわかっちゃうんだーっ♪(笑)

 

Q1. ちゃ~んと丸洗いルール通り丸洗いする店かどーか、

Q2. 普通の汚れも長期保存で出来た変色も染み抜きできる店かどーか、

Q3. 色補正・染色補正ができる店かどーか、がねん。

 

全部自社処理してて色補正までやっとる店やねんから、そら染み抜きも変色を消すのもやっとるわなー、とは思うけど、Q2があるんは念の為かな。染色専門業者さんから派生した店は染色補正は当然強いやろけど、せやから言うて染み抜きの技術が優れるって訳ちゃうからね。

 

百貨店みたいにぜったい顔つぶせん取引相手がある店はもしかしたら高品質を維持するんに外注委託してる可能性も考えられるからねー。まー費用さえ考えんかったら百貨店から頼み込まれるような店は品質は凄いとは思うけど。どーなんやろね?←一応プロなんですが。アホをさらすアホクリーニング店主なのかー。

 

「染み抜きだけの質問ないけどなんで判断できますねん?」

それはQ2で解決するからですねん。変色を消す技術は染み抜きがベースやから。変色を消せる店は(ほんまやったら染色補正までやってるはずやけど)染み抜きをちゃんとやってるって判断できますねん。

 

まーややこしー質問にしたい人は途中で「染み抜きも普通に自分とこでやってますんか?」って聞いたらええと思いまふ。

 

 

”一度テストに”

着物を出していいかどうか判断するため、最悪の結果でも構わん、って着物を用意し、その1点だけを丸洗いクリーニングに出す方法。

「電話の対応が良かったから」って理由だけで、ありったけの着物を初めてのお店へ一気に丸洗いクリーニングに出すのはキケンやでー。

 

徐々に、ちょっとずつテストして、「信頼できる!」となったらドバッ!と出しゃいいので。そのためには、交通費や時間を無駄と考えてはいけません。

半年くらいはかけてググりまくって電話しまくってお店を探す方法を筆者は強くススメます。

 

”お店使い分けたらええやん論”

でのお。

手持ちの着物とかネットで安っすいちょい訳あり着物とか、みんなあるっしょ?それね、それぞれで例えば小紋Aは普段着ですぐ襟汚すからアイロンやってもらうのを兼ねて安い丸洗い(丸洗いルール通り処置して丸洗いを安くしている店)に。

 

大島紬Bはまだこれから何十年も着れる色合いやし大事にしーたいからちょい高めでも染み抜きまでやってる店に。

 

長襦袢は洗濯手洗いで構わんやろ。うそ襦袢もええ。肌襦袢を下に着てもええ。上下別れとったら洗濯機でバシャバシャ洗えるし。伝統重視の人は別やけど着物を楽しむって視点やったら長襦袢、気持ちええ方がテンション上がるもんね。まーお家での洗濯は縮まんよういろいろ勉強して自己責任での。

 

お気に入りの羽織Cはメチャメチャ気に入ってる1点モンやから京都の老舗に。

みたいにー\(^o^)/

 

使い分けたらええんちゃうん?って言うアホな着物クリーニング屋店長。フロムパリ市凱旋門町。(^^

 

使い分けるんやったらやっぱ常に利用しやすい店数として3~5件くらいは見つけとかなあかんのちゃうやろか。

 

丸洗いが安い店

染み抜きもやってて納得料金の店

費用は置いといてチョ~大事な着物なんかでも安心して任せられる店

みたいな。しらんけど。

 

跡継ぎ不在問題やら着物文化衰退やらでどんどん着物洗い屋が減っていく、って考えとくのがええやんって思うからねん。いくつか見つけとくのが大事やと思うでえ。

 

 

え?「面倒やから筆者の店教えて」ですと?

はいはい、毎度ありやした~!

以下からどうぞ。

 

http://www.korehajoudannnoadoresu.com/パリ大統領お墨付きで御用達の着物クリーニングオレッ

※冗談でっせ。うそうそ。(笑)

こんなアドレスありません!

言うてますやんか、ステマはできん、筆者の店は教えられんって。

ポリシーに反すやんか、それは。

その点、筆者はガチガチの堅物かもネ。まー来年辺りスペインにでも移転しよかなって思ってるわけやけど。

スペイン国バルセロナ八つ墓村字大字あ・・・ひつこい?

 

 

というところでそろそろ皆さん、お腹いっぱいでしょ?(^□^

またまた中途半端ですが、次回へ続きます。

 

貴重なお時間にも関わらず最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

筆者 m(__)m

 

当ブログの参加サイト
あとがき 昔の人はよく一日一善と言いました。
マジメ 気質の日本の皆さんの特性をよく表している言葉ですね。皆さんは一日一善していますか?

今日の善行がまだの方、このブログを読んでいただきありがとうございます。 筆者を喜ばせくれました!(^o^)/
人を喜ばせる事以上に善い行いがあるでしょうか? 

これで本日は一善達成です。また明日がんばりましょう。

 

※このブログのページの下部・上部・サイドに表示されているお店の広告は筆者の店とはまったく関係ありません。お店選びは充分に検討し、ご自身の判断でお決め下さい。


<前回記事

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その1

次回記事>

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その3

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その

プロが教える2《着物お手入れを安くする方法とそのタイミング》

 

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その1

プロが教える《消費者が着物丸洗いクリーニング店を選ぶ時のポイント》1

※当記事のページに表示されているお店の広告は筆者とは全く関係ありません 。

前回、ブログ初回で着物業界の関係者~自分で自分の首をしめる人たちの後半に「着物好きを幸せにする情報を発信したい理由」という記事を書きましてんけど。

そのひとつが《プロが教える消費者が着物丸洗いクリーニング店を選ぶ時のポイント》。

まず着物業界の悪習の実態をえぐり、着物業界はお客様に寄り添った改革をすべし!と改善を促したあと、満を持して《プロが教える消費者が着物丸洗いクリーニング店を選ぶ時のポイント》を書く。

それが普通の流れです。

でも書きたいから書いてしまおう!という事になりました。(笑)

細かい内容を考えたり計画したりが苦手なワンマンじじいってバレバレでんがな。

ステマはバレたらお店が終わる

着物丸洗い・お手入れ専門店の店主が「着物丸洗いクリーニング店の選び方」のコツをこっそり教える内容なので、当然「筆者のお店に客を取り込んでやろう」という思いはありながらもそんな事はでけまへん。

ステマステルスマーケティングはやりたくてもでけへんねんざます。

^^; ザザザザンネン

Q.「そしたらなんでちゃんとしたお店の選び方なんかレクチャーするん?」

A.へへん。前回にも書いたけど、

「着物を丸洗いクリーニングに出したいけどネットショップはいまいち不安でねー

っちゅうフツーの消費者のため、近くで行きやすい「対面型のお店」に持ち込むためのノウハウとして書いてますねんざます。

しゃーから

ネットショップ探してるヤツぁ読むな!!

という気持ちでね。(^^)

とまあそういう訳なので

同業他社の方、この記事を読んだ消費者が貴殿のお店を選んで訪れる可能性があります

きちんとした技術をお持ちで電話・メール対応が万全なら、この記事読んだ消費者の何人かがご新規様となって利用と売り上げが増えること間違いなしでっす!

業界内のみなさまがた、そーゆーわけでございますのでどうぞ広い心でお許し下さい。共に頑張りまっっしょい。

①着物丸洗い店?着物クリーニング店?

①-1 漂白技術はクリーニング店が一歩リード?

着物にほとんど触れてこんかった人が着物のお手入れを初めて考える時、まず迷うのは

  1. 街にたくさんある「着物洗います」とうたってる着物屋さんとかフツーの洋服を主に扱うクリーニング屋さんに出していいの?
  2. 百貨店とか個人の着物屋さんに出すの?

の2つやないかなーと思っとります。


意外かもしれんけど筆者は着物を街のフツーの洋服主体のクリーニング店で洗う事を「お店によっては悪くない選択やで」って考えとります。

着物の落とせない、落としにくい、丸洗いしみ抜きに出しても残ってるしみの大半が茶色じみ・黄ばみやからねー

 

※着物業界と着物好きでよく着物を丸洗いに出すかたなら誰もが知ってる常識ですねん

↓ ↓ ↓

着物は丸洗いしても 首周り、袖口、裾の皮脂汚れとかファンデーションとか軽いホコリ汚れ以外の目に見える汚れは一切落てへんもんねジョーシキデンガナ

 

→ビックリした?(^^

でも、事実でごっざいまっすすん♬


そしてなんと、適切な漂白作業の技術は実はフツーのクリーニング屋さんの方が先行しておるのでございますー。まー知ってる範囲ではって注釈はつくけど。

 

着物を専門にクリーニングしてる店よりもきちんと茶色や黄色の変色、俗に言う黄ばみを落とせるフツーのクリーニング屋さんは今、全国にポコポコ生まれつつございますねん。

彼らの主な商品は洋服やろけど着物もデキますって店あるもんねー。オーコワッ!(さてこのギャグ何人がわかるであろう?)

 

そーゆー貴重な情報を知ってるプロの着物クリーニング屋である筆者としては、ネットパトロールでそんな店見るたび、着物のしみ汚れ落としに関しては洋服のクリーニング屋サンに負けんようにがんばらねばと萎縮・・・いやいや、ちゃいまっせ、闘志に火が着いとるのでございます。

 

せやからクリーニング店も着物のお手入れ候補として検討できるんちゃうん?と考えるんやねー。マジで。

 

あえて書くとしたら着物専門の店よりも高い可能性はあるかなって書こうと思ったんやけど、去年聞いたむっちゃ高い着物クリーニングの顛末とか考えたら総額やとフツーのクリーニング屋さんの方が安く済むかもねってとこでっかな。

 んーむずかし。

①-2 宣伝広告の言葉の装飾に惑わされたらアカン

筆者は個人的に業界でよう使われてる広告の言葉の営業トークがあんまり好きちゃうっちゅーか、マユツバで懐疑的に斜めから見てる人種で。

  • 着物一筋◯◯年のベテラン技術者が作業にあたります
  • 他店とは技術がまるで違います
  • 着物はやっぱり着物屋へ。洋服中心のクリーニング店は選ぶべきではない。経験が違います!
  • ご利用いただいたお客様の声を聞いて下さい、とホームページに好レビューを記載(自作自演疑惑)

・・・とか。

 

そんな店は染み抜き成功例の画像をホームページで公開してる事もあるけど、なんかなー・・・。それナンボしましたんや?って聞きたーなります。

 

料金自体どこにも掲載してないから実際はゲロはくくらい高っかい業界標準料金払わせて

「ほら、うちは技術力あるっしょっ?エヘン!」

とか思ってるんやろな~とか思ってたりすっと・・・

まーお客さんがええんやったらそれで良しなんやけどの。

 

筆者が個人的にどない思おうが勝手やからイチイチどこの店が、とはいわんけど料金も一緒にホームページに掲載して、その料金が安けりゃゴッツー集客できるのになんでやらんのやろ?

っちゅうような思考回路の筆者はアタマがオカシイのかもしれませんな、うん。

 

本題に戻る ↓
今回ははしょるけど染み抜きの技術自体、それほど難しいものではありませんねん。(業界人が白目になってる?かもねー)

「えっ?ホンマ?」

ェエエェェェス、イリ"ィィズ

(パリに住んでてフランス語ネイティブですねんけけけ)

うん、ホンマやでぇ。

 

・・・質問されたらはしょるつもりやったけど、説明せんと無責任かぁ・・・。
着物の染み抜きの技術と考え方と実践ってね、すごいたくさんあります。

 

お店によって異なるというか、クリーニング店・着物丸洗い店って、だいたいお子さんが相続するか、「よっしゃ、お前はウチの屋号譲ったろ!」とか「ウチの屋号の一部を使っても構へんで」みたいに引き継がれるから、あんまり外部の「やり方」・新しい血が入り込まへんのです。

 

ざっくりやけど着物クリーニングのオーナーね。

オーナーが圧倒的に力を持ってるから、息子や娘が代を継がんと新しい技術に挑戦する事もあんま無さそうやしね。継いでも現場にオーナーが技術者や後見人として一緒に働いとったらウルサク口出しされるやろし。

 

着物をキレイにする技術はね、全国的に広まっている大きな流れを持ったとある流派のがあって、そこの技術は結構完成されてます。

※完成してる技術が、消費者のニーズに合ってるとは思ってないねんけどね、筆者は。なにより高いもん、その技術使こてるお店って。あくまで筆者調べではね。

(^^; コジンノイケンデスゥ

 

そのとある流派は勉強会なんかでクリーニング店に技術を伝授したり続々開発した原材料を販売するんで全国的に多くの衣類のお手入れ店はその流れをくんでいるお店が多い、これが事実なんですな。

 

で。

広く知れ渡っている、しみ抜きのベースとなっているその技術・手法・考え方はむっちゃ難易度が高くて、お客さんのためにとことんやりきろうとすると(あくまで個人的な感覚やけど)結構弁償とかに繋がる危険なやり方やったりしてまして。

 

「あれ?さっきと話がちゃうやんケ」

(^^; ハナシハココカラネ

 

2013年現在、新たな流派と呼べるような技術を開発した、消費者の皆さんにとって・・・いや、神か仏か、ってクリーニング技術者様と一緒にタッグを組んだ洗剤開発メーカー様の名前が颯爽と全国に鳴り響きまして。

 

筆者はその方々の明快な技術論に感銘を受け、独学で技術を学習たわけでんなー。

 

ごっつー体系だってて理論的で明快。で難易度、ハードルが低うてー。使う洗剤類も他社のと変わらんかって。

なによりね、難しない!

合理的!

作業効率上がりまくりやから、結局お客さんが支払う費用に複音をもたらすのよんマジ。

(でもその神様お二方をここで公表すっと筆者がバレる恐れがあるので公開できんっちゅうジレンマが(笑))

 

残念ながら業界内ではその方のうち染み抜き技術を具体化し世間に発表しはったお一人の評判はなぜか芳しくない感じやってね。

ホンマうそみたいに。(表現がややこしい?)

 

実際かの方を指して悪口に近い表現をした人、何人もおったからねぇ、クリーニング技術者で。信じられへんかったけど。ひとりふたりやったらまあ人間関係かな?とも思えるけど聞く人聞く人そんな感じで。

 

その悪評に立たされてた方、ブログでタダ・無料で技術公開しまくっててんで。

パクり放題やで、自分が開発した技術を。誰でも志ある人やったらつこてなーって。

まさに神と崇拝していた筆者にとってはその方への悪評は青天の霹靂でしたな。

 

推察するに業界で売上を上げる方法を知らん大多数派から見たら、消費者に訴えていこうとするスタイルその消費者寄りの姿勢やら売上向上策なんやら含めて、単なる嫉妬・妬みやんって感じでしたなー。

 

売り上げ作るんはマーケティング技術が必要やけど、

「まーてぇきんぐ?」みたいな方々。

売り上げ作るんは高級路線か常時セール路線しかないっちゅう固定観念から脱っせられん、そんな業界の中の人らがねー。

いろいろと残念。(~ム~;

 

 

素直にその技術やら洗剤を取り入れたらお客さんが喜んでリピーターになってくれるから、売上アップするんやけどね、普通に考えたら。

「売り上げアップすると思うねんけどね

やのうて、

「売り上げは確実にアップするねんで」

やで。

まー根拠は発表でけんねんけどね。すんません。

 

・・・なになに・・・

話がながい?

・・・・・・

話があっちゃこっちゃ行って読みにくい・・・?

  ↓

(^^;

 

ほんだら話戻したらんとね。

その"染み抜き"技術論を取り入れた手法やと、"染み抜き"は難しくないんす。

難易度だけで表現するとしたら反復リピート作業が苦にならず、なおかつ自ら革新していく意欲のある、普通に向上心のある方ならだいたいできると思える程度と言うか。不器用な方でも繰り返し&注意を払う事で上手になれるとも思うし。

 

「マニキュアの凝ったヤツ塗る(盛る)のととそれほど変わらん」って言ってた人がいたくらいやし。(笑)

・・・”反復リピート”が苦になる人はちょっと無理やけどね。得意不得意、向き不向きもあるし。

筆者自身、しみ抜き作業の難易度は食べた人が「おいしい!」って評価するレベルのオムライスを作るようなもんやなと感じてます。(オムライス作りをキレイに作ろうとすると訓練が必要やと思ってて。見た目そこそこのオムライスって意味です、念のため。)

 

あ、オムライス専門とかでやってる次元の違うおいしさのオムライスやないでー。家で旦那や奥さまが昼飯とか晩飯に作ってくれる、あのおいしさのやつね。

外食のオムライスの味はまた別やから・・・

(オムライスを売っている皆さま、そういう訳でお許しを)

 

旦那、奥さんがオムライス大好きでホメ上手やったら、パートナーはオムライスの腕うなぎのぼり、そんな感じかなぁ、しみ抜きの難易度って。

あ、本格カルボナーラを10回作って毎回(見た目はともかく味は)おいしい!、って言ってもらえるっちゅうのもそうかな。

 

できるだけわかってもらおうとすると食べもんの話ばっかりに。^^;

 


基本、時間があって洗濯とアイロンが苦にならんなら過半数以上の方ができるでしょう。

マジ染み抜き技術自体の難易度はそれくらいっす。

やる気は大事やけどね。


しゃーからことさら「着物のお手入れは◯◯年以上着物専門に扱ってきた染◯ナントカを持った上級技術者しかできない」と謳っているお店のホームページを見るたび、「一回ホンマに勝負したろか?」とカチンと来たりしております。(勝負して負けて恥さらしたりして)

大人げない大人ですねん。

え?大人げないけどパリ人やもん。ボンソワーマダームウ、ウイ!

 

(^^;

パリに来たら筆者の着物クリーニン屋使こてねん♬

 

2013年11月現在むっちゃテレビで報道されてる複数の一流ホテル・レストランの《サギ》食品偽装問題。

安いバナメイエビを割高な芝エビって表現したりブラックタイガーを車海老と表記したり、輸入肉に牛脂を詰め込んだ加工肉を◯◯和牛としてたり。

調理業界で長年続く悪習らしいんやけど・・・。

 

コック業界、シェフと納入業者との癒着&リベート問題とおんなじように、根が深い問題なんかもね。けっこう、本気で調べたらあちこちでやってそう、みたいな。


それとおんなじで言葉に装飾して技術力があるように見せる努力するよか 「結果で勝負せえ!ビフォー・アフター写真と料金出して説明せんかい!」と思ってしまう・・・。

心が狭いのぉわし、と感じるこの頃。 (^^; マァネ

 

・・・ここへきて突然本題に戻るナゾ行動。

ゆるしてねん。

 

①-3 ビフォーアフターと料金を同時掲載しているお店が少なすぎる

たいていのクリーニング・着物丸洗い店はWEBデザイナーにちゃんと頼んでお金のかかったホームページを持ってますやん?

なんで「ホームページ上でビフォー・アフターを料金と一緒に掲載したらどうなん?」と思ってまう。

 

 

あ、筆者の店と家はパリね。来仏の際は寄ってね♬

店名ジュブテームクイーモーノウワンドリー。

信じるあなたは善人です。


着物丸洗い店のホームページはビフォーアフター画像を乗っけてないお店が多い。あっても数例を掲載したきり。日々キレイにしている着物があって品質に自信があるんやったらどんどん更新したらいいのに。

 

まあでもあれか、フツーはプロの業者に頼むもんね。

いくらくらいやろか・・・だいぶ前にウェブデザイナーに見積もり取ったら、初期費用は10万いかんかったけど、たまのページ更新で1回2万とか書いとったなぁ・・・(遠い目)年で30万くらいやっけ。

そない考えたらそうそう新しい画像とか情報、発信してられん事情はわかるかな、これに関しては。筆者のパリ本店のウエーブサーイトもポンコツやし(笑)フランス語間違いだらけ。

 

洋服中心のクリーニング屋さんのホームページは結構ビフォー・アフターが掲載されてる店多いねんけど、肝心の料金が載ってないのはナゼ?と思ってまう。

クリーニング屋さんの関係者の方、もし理由をご存知ならぜひお教え下さい。なにとぞよろしくお願いします。m(_ _)m

 

税務署対策?

そんなん意味ないやろうと思うねんけどねぇ。


・・・有益な情報発信のはずが、

読者に特定の業者さんの悪口と受け取られるかも?的内容になるような気がしてきたんでさっさと本題に。

(自分にも突き刺さってるのは伏せとこう)

 

①-4 丸洗い?クリーニング?どっちなん?

筆者が考えるにお客さんは結局料金と品質のバランスでお店を選ぶと思うんで、着物屋さんかクリーニング屋さんかはお客さんが選択すべきやと思う。

「なんやとーっ!?」

 ↑ ↑ ↑ まあまあ、説明する説明しますやん。(笑)

 

みーんなお待ちかねやんね?(^^)

チャンチャカチャーン チャチャチャ チャンチャカチャーン! その選択のキモ、ポイントをついにご披露いたします。


以下3つの要素の組合せ、全6パターン。

「着物を丸洗いクリーニングに出す」がメインテーマやから、染み抜ききまで含めた総合評価ね。

  • 料金・・・価格、値段、説明いらんかも?普通の消費者にとっては最も重要な要素ですぅ。

  • 品質・・・仕上がり品質。結果。

  →「なんじゃコレ?品質」か「キレイ!」。

  • 安心・・・普通に出して普通に戻ってくる。納期が守られる。追加料金とか勝手に発生せん。何かあったら必ず事前連絡、直後相談
◆1◆安心 > 品質 > 料金

安心感重視で品質も得たいんなら高級着物丸洗いクリーニング店一択。

他の選択肢は全く無し。考えるだけムダムダ。

 

正絹着物の丸洗いクリーニング料金が最低でも実質8千円以上のお店を選ぶ事がコツっちゃコツ。失敗した!って感じる確率はずいぶんと減ると思いますで。

重要な点をひとつ。

日常的にセールを行っていないお店を選ぶべき、

これマジ大事。お嬢様、疑わない!

◆2◆安心 > 料金 > 品質

安心感を担保しつつ「いややっぱ値段も大事やろ。品質はまあ目をつぶろ。」

この場合は激安系着物丸洗い店、高級着物クリーニング店の両方が選択肢に入りまんなー。

 

着物の丸洗いクリーニング料金が3千円強~5千円前後のお店が視野ってとこやね。表示料金が8千円でも継続的にセールとかで3~5千円程度で受注してる店がベストなんかもネ。

 ※激安系丸洗い店・クリーニング店は除く

◆3◆品質 > 安心 > 料金

仕上がり品質も安心感も大事。

ならやっぱ高級着物専門店一択。高級着物クリーニング店っきゃないでー。

丸洗いクリーニング料金が実質8千円以上のお店を選んでね。

とーぜん日常的にセールとかやらん店しか選んだらあかんで。後に解説すっけど技術力のある店でないと品質を求めるクリーニングやとぜったい後悔するかんね。

◆4◆品質 > 料金 > 安心

これが難しいねん。仕上がり品質と料金だけを重視するとして、安心がいらんなら「好きなトコ出したらええのに」と言いたいとこ。やけどそしたらこの記事の意味がないと。う~ん。

 

お客さんが「丸洗いクリーニング後のチェックがどれだけできるか」で答えが変わる・・・と言うのがしっくりくるかな~・・・。


着物好きでよく丸洗いとかクリーニングに出したりしてる人はもうすでに信頼できる店があるから、そもそも店選びで悩んでないやろうし。

・・・う~ん。
料金面から切り込むとね、染み抜きとか汗抜きとかを考えんと丸洗いクリーニングで全体洗いでスッキリさせたい、という要望やったら2~3千円台の着物専門店かなーという感じ。

やけど、着物のチェックの目がきちんとできてる消費者さんやったら正直に言ってクリーニングの品質が納得できるとは、なかなか考えられへんし。ドライクリーニングはどこまでいっても限界あるもんね。

 

「あんまり汚れてない着物」をお手入れするんやったらええやろうしって答えもウソやないもんねーむずかし。


飲食業界で例えると・・・。

2013年現在、爆発的にヒットしている高原価率レストランチェーン《俺の》シリーズ。高級フレンチ高級イタリアン高級会席料理が一流店と比べて3分の1とかというあり得へん値段で提供されとる!

原価率が高くても1日平均2.5回転したら黒字やんって。お客さんが爆発的に来てくれたらそんな安い単価でも十分利益は出て発展できるって、マジすごくない?

※でもでも実は実はと紐解きますとな、むっか~しからある薄利多売の概念なんですなこの商法。でも多売する(たくさんのお客さんを集める)方法が画期的!

行列と話題と口コミにつられたテレビ雑誌ネットメディアが勝手にガンガン特集組んでニュースでバッシバシ取り上げられて、なんとそれが無料と。ニュースなんか購買意欲の高いとされるF1?層がバッチリ見てるゴールデンタイム(死語(^^;)前後でもやってたしなー。

たぶん開業から1年間で広告費3億円~5億円くらいのテレビ広告を無料でやってもろたっちゅう相乗効果もあったんやろね、ゲロ吐くくらい集客してる。

筆者にしてやっぱ商売は基本(飲食なら味、クリーニングなら品質やね)が大事なんやなっちゅうのが再確認できたワケ。このチェーン店が5年10年とおんなじ形態で営業続けられててそれこそ全国規模で他店舗出店し続けられてるんやとしたら、まさしく飲食店は味が勝つ!っちゅうこっちゃね。筆者は着物クリーニングやともち品質が勝つ!って思ってますねん。でさらに料金がゲゲゲ安やと更に良しって考えでねー。


俺のチェーンは今日本にしかないから、パリの着物クリーニング業者の筆者からは遠すぎて行った事ないけどテレビとか見る限り、お客さんはシンプルな答出してると見た。

  • 一流シェフが作り監修した質の高い料理を(品質)
  • 激安料金で提供してるけど(料金)
  • 座って食べられへん(安心とは違うけど、快適ではない) のね。

品質 > 料金 > 安心とはやっぱちょっと違うかなぁ。

筆者的にはオンナジ感じしてるねんけど。

 

むちゃウマッ!わおっ!マジか!激安ぅっ!長時間はきつっ!

むちゃキレイ!おおっ!安っすいやんけ!ちゃんと納品された!

 

・・・どやろか?

結局は品質がモノ言うねんって思うねんけどなー。これ読んだはる人、どう感じるんやろかね。もちその料金もめちゃ重要やしね。うんまいもんがゲロ安料金で味わえる。これマジさいこーじゃね?(^^;

 

まあでも品質も料金も、となると何か大切な事を犠牲にせんと難しいのは事実デスな。

値段が相場の3分の1とかって、激安とかって次元とちゃうもんねー。まーでも筆者やと歳もあるから席に座って食べたいわな。カウンターでもええから。え?そら一人で行くで。寂しくない!

 

プロポーズの場にはふさわしないけど、付き合い始めて半年後のデートやったら全然おkみたいな。

「立ちっぱなしでちょいしんどかったけど、うまかったなー!」

「うんうん!」

「明日ネタにできるしー」

こんな感じ。

着物のクリーニングやと大事な着物お願いして「どうなるかって思ってたけどキレイになったやん。そこそこ安かったし良かったー。」

・・・これかな。

でも「どうなるかって思ってたけど・・・なんじゃこりゃ!?汚れが残りまくっとるやんけ!」

ちゅうのも考えられるゾーンやからね、相場の3分の1の価格って。どう考えても。^^;

だいたい丸洗いだけで着物の汚れが綺麗になるのって神話に近いもんあるし。 

 

ま、ネット上にはびこる丸洗い神話(丸洗いだけで汚れが綺麗になった!、っちゅう神話。筆者は勝手に店側の自作自演の広告やと思もてるけど)を過度に信頼したり深く考えんと丸洗いだけで正絹着物が綺麗になるんやね?って思ってる消費者が多いのも確かやからなー。丸洗いにそんな能力、ないねんけどねー。普通の消費者は知らんだけで業界人には常識っちゅう。


「着物丸洗い店でもフツーのクリーニング店でもどっちでもええんか?」って訊かれたら「着物丸洗い店の中で探した方がいいような気が・・・。

 

でもフツーのクリーニング店でも「この着物の注文が上手にできたら次からは洋服もまとめて注文してくれるかも」って考えるオーナーさんやったら、とりあえず安くがんばろ!ってなるお店もあるやろうし・・・

っちゅう中途半端な回答しか出ませんでしたな。

メンゴ(死語)。高卒専門学校卒の筆者にゃ~難題すぎやったわ。

お許しアレぇ。m(_ _)m


ここはまあまあフェードアウトという事で・・・。^^;

(マジ画像をビフォーアフターで出して、ほんで料金も参考価格で出しといてくれとったらって、思うっしょ?みなさん)

◆5◆料金 > 安心 > 品質

簡単。着物丸洗い店でもクリーニング店でも激安店でおk。お好きな店を選び放題。

・・・丸洗いクリーニングに出す意味はあまりないと思うけど。あ、染み抜きを追加するなら別。

染み抜き技術をしっかり持ってるお店やったら染み抜き料金はソコソコ普通の料金(相場の範囲で)提示するはずやし。

 

ここでここまで読み進めてくれた読者へ重要なアドバイスをば。

 

キモノ、何回か着たら衿んとこ汚れてくるっしょ?

なんちゅうか・・・筋っぽく、縦長で・・・。

 

あれ、汚れの原因は首・アゴの皮脂汚れとファンデーションくらいの事が多いんですねん。それくらいの軽い汚れでそれも最近できたって汚れ屋と激安キモノ丸洗いクリーニング屋さんでも綺麗になる確率たっかいでー。

だってねー、丸洗いってその汚れだけを落とせるクリーニング法なのですから・・・(小説風)

 

他は袖口内側の黒~い黒~い皮脂汚れね。(かなり時間の経った皮脂汚れは皮脂汚れの下に黄ばみがあるけど、黄ばみはムリですで。黄ばみ処理は漂白って化学反応処理が必要で、筆者の店でもモチ有料)

 

ちゃんとしたキモノ悉皆屋サンやったらチャンと衿の汚れとか袖口とか裾周辺は手で処理するって、キモノ丸洗いのルールでやってるやろうし。

この後にも詳しく書くけどね。

 

まー

ネットの着物クリーニン屋を探すヤツァ読むな!

とは言うたけど、これくらい特典あってもええやんね。

しかも後日追記したんやし。

長すぎてごめんね、みたいなね。(^^

 

あ、確認すんのん忘れたらあかんでー。

「お宅は丸洗いが激安やけど、他の店みたいに洗ってからドライクリーニングするっていうやり方の丸洗いをしてくれるんですか?」

って確認。もちお店にね。

٩(♡ε♡ )۶

↑ ↑ ↑ 「かお」で変換してたらつい一目惚れしてもた・・・カワイイから使っただけという・・・キモぃおっさん(笑)

 

それ確認して「それやってない、追加料金でプラスしまっせー」やったとしても、そもそも激安系やからそんなムッチャクチャな費用にはならんと思うねんけど、その辺は自己責任でヨ・ロ・シ・ク・ゥ!

 

*1


あんまり横道それるのよくないけど、激安店のホームページにユーザーレビューがあるお店あるでひょ?

3千円以下っちゅうむっちゃくちゃな激安店に丸洗いクリーニング出して「すっきりキレイになった!」、っちゅうレビューの書き込みを見るたび思うコト・・・

 

「マジか?」

って思ってまう。

しみ抜きを追加せんで丸洗いクリーニングだけでけっこう汚れた着物がキレイになるとはクリーニング業界関係者なら信じられへんもん。

 

最低限、悉皆屋業界の手順通り作業してる丸洗いクリーニングやったら衿山・袖口・すそ周辺の3ヶ所は揮発性溶剤で処理してからドライクリーニングするやろから、軽くファンデーションついた、1回しか着用してない、それくらいの汚れやったら落ちるやろから、それを「上手に安くやってもらった」って評価してるんかなぁ・・・。

 

経験上、丸洗いだけでキレイにできるって着物はそれくらいしか思いつかへんねんねー。

 

一般の人向けに極端な説明すっとね・・・

食後、油でギトギトに汚れたお皿あるやん?あれシンクに置くやん?水で流すかつけるやん?ほんだら・・・

 

部分的に汚れは落ちるけど、油まみれの部分はぜんぜんそのままやん?ドライクリーニングってこんな感じ。

 (?△?)は?

 

(^^; 逆説的表現やけどね。

油ギトギトは水流の圧で流れ落とす事はできてもお皿からキレイに取り除かれへんやん?洗剤つけんと。

 

この例でいうと丸洗いっちゅうほぼドライクリーニングは油を落とす力しかないから、ちょっとでも水分含んだ汚れを着物からハガされへんねんね。

 

もうちょい言えば洋服中心のクリーニング屋さんって、丸洗いでも用いるドライクリーニングマシン(要はドライ洗濯乾燥機ね)の中に水分を除去できるようにしてて、ドライクリーニングだけでも水溶性の汚れがある程度落ちるようセッティングしてるお店がありますん。

これね、痛し痒しやねんけども、こうした洋服のクリーニングでできるだけ安全にクリーニング品質をあげようとしてる店って(マジあえての提言やけど)着物には安全とちゃうっちゅー、何とも言い難い状態なんですわ。

おじーちゃんが一人でやってるような小さい店やったらまず間違いなく水を混ぜん、着物にとっては安全性の高いドライクリーニングが可能やけど逆に言えば洋服はあんま綺麗にでけんっちゅう、マジジレンマと思わん?この現象。

そう考えたら着物だけに向け機械類を設定してる着物専門の店の方がやっぱ安全っちゃ安全なんかもね。

 

業界人なら常識中の常識やけど、この後書いてるネットのレビュー見て「着物は丸洗いでキレイになるんやね!」って今現在思ってる人、この続き、何が何でも、夕飯抜いても、風呂はいる時間けずってでもゼッタイ読み込まなあきまへんでー。まじまじ。(おっさんが若ぶって若モノ言葉を見よう見まね)

 

あくまで筆者の経験上やから、他のお店のこたぁ、正直わからんねんけどね。


時々着物好きさんの個人ブログなんかで目にすっけど、たぶん激安店でそういうレビューを書くのはそれほど汚れてない着物を出してるか、着物丸洗い後の仕上がりチェックに厳しい目をもたへん人ぐらいちゃうかなーと、どう考えても思える・・・。

★★★★★注意すべし!★★★★★

ブログ書いたりクリーニング後にお店のレビューらんにコメント書いた事ある人!!

「激安系のお店を利用した消費者のミナサマ、利用後、あなたの書き込んだその好意的なレビュー見てそのお店を選んでしまった消費者が、《着物関係者との苦い思い出》の新たな被害者になってる事、知っといてほしーっ!

 

もし今からでも「あぁ、そりゃマズいわなぁ」と感じたら、ブログとか記事、書き直してくれまへんかねー?

自分の書いたブログ・レビューが直接的な原因で着物被害者が発生してるとは気づかんのやろなー、とは思うけど。

これ読んでハッと気づいてくれたら、と願わずにはおれまへん。

これ正直な実感です。(・ム・) ムムッ

 

特にこれまでたくさんの着物を激安系丸洗いクリーニングに出してきた方、けっこう汚れてる着物ね、丸洗いだけで綺麗にはなれへん。わかってるでひょ?

負の連鎖は消費者のその後の行動にも原因があるのですな。

・・・余計なお世話でした。^^;

※ここまで読んで激安系着物クリーニング店を攻撃してるみたく感じるかもしれんけど、そんな意図ちゃいまっせ。

だいたい、筆者の店、激安系やからね。パリでたった10ユーロから!

しゃーないなー。ここだけやでえほんま。

店の名前はジュテームチープキモノランドリーね。

〒001-9871

パリ県八つ墓村凱旋門町3665-29 大阪豆腐店西向い

 

ひつこい?(^ヘ^

 

◆6◆料金 > 品質 > 安心

◆4◆」に同じ、です。読み返しましょう。

最終的にストレスのたまる玉虫色の回答になってるけど・・・。^^;

おおまかにまとめると料金と品質はやっぱりバランスでけへん、って事になるねんねー、どうしても。

※ここで言う料金は3千円以下って意味。

5千円でも安い!って感じるんやったら着物丸洗い専門店かなー。

安心・品質か、はたまた料金か。

着物1点にかけられる費用が3千円以下ではちょっと無理があるような。8千円が安いと感じられるならバランスのとれるお店はけっこうあると言えますナ。

「3千円以下で着物をむっちゃ綺麗にしてくれるお店」って、言い方変えたら

「千円以下でおしゃれなカットをしてくれる繁華街の美容室教えて~な」って言うているようなもんやもん。

 

・・・それでも探せば両方あったりするのよねー。(笑)

例えもやりにくいなぁ。

なに? ほうほう。 筆者の店?

それを正直に書くとこのブログがステマ広告になってまうから言えまへんねん。ごめんやでー(^^ゞ

 

少なくともココ《着物丸洗い店の選び方》で筆者のお店に誘導しようとはぜんぜん思ってへんし。

ウチの店に誘導したいんやったらもっと上手に書くしニョ。

言葉遣いとか。もーちょーかっけーかんじにー ↑

ホンマに着物被害者を減らす運動でござーす。

マジ店のホームページは別にあってそこでちゃんと商売してまんねんしね。

客が多いか少ないかは別やけどなー(^^;


・・・という事でおしまい!

「こりゃっ!ぜんぜん本題に入ってないやんけ!どないなっとんねん!」

→どうぞお許しを。

文字多すぎて縦スクロールやりすぎて読みにくいっしょ?(笑)
続きはまた後日、できるだけ早く書こうと思います。

思わぬ長文となりすいません。

貴重なお時間にも関わらず最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

筆者 m(__)m

当ブログの参加サイト
あとがき 昔の人はよく一日一善と言いました。
マジメ 気質の日本の皆さんの特性をよく表している言葉ですね。皆さんは一日一善していますか?

今日の善行がまだの方、このブログを読んでいただきありがとうございます。 筆者を喜ばせくれました!(^o^)/
人を喜ばせる事以上に善い行いがあるでしょうか? 

これで本日は一善達成です。また明日がんばりましょう。


※このブログのページの下部・上部・サイドに表示されているお店の広告は筆者の店とはまったく関係ありません。お店選びは充分に検討し、ご自身の判断でお決め下さい。


<前回記事

着物業界の関係者 ~自分で自分の首をしめる人たち~

次回記事>

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その

教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その

プロが教える2《着物お手入れを安くする方法とそのタイミング》

*1:※着物クリーニング専業やのうて普通の洋服のクリーニング屋さんに出す時はかんならず確認すべし!経験の少ないクリーニング屋さんは正絹もの着物の取り扱い自体おっかなびっくりのところもあるようやしで。ちなチェーン店はやめときや。正絹着物出すんやったら最低でもホームページで着物の処理をガンガン発信してるかしみ抜きに自信持ってる店限定。やないと後悔するで。この記事よんだ人が後悔する事件が発生したら、これ書いてる意味まるでなくなるからね。十分注意して電話確認よろしく。

着物業界の関係者 ~自分で自分の首をしめる人たち~

着物被害者を減らす会♪^0^/

※当記事のページに表示されているお店の広告は筆者とは全く関係ありません 。

筆者はフランス国パリ市凱旋門町字大阪78番地で一風変わった考えの着物クリーニング店をやっている凱旋門弁の着物好きパリー人の人気者です。丸洗い250€。安いと騙くらかして商売してます。なにもかもうそかも?(^^; ナ、ナイヨウハマトモダカラ

着物関係者はうさんくさいと思われてる

 て、感じません?

 

筆者自身の経験で初対面の人に「お仕事は?」と訊かれ「着物のクリーニングとかお手入れ全般やってます」と答えた時、相手の顔に

「はは~ん。こいつ信用でけへん!」という字が書いてありました。(比喩表現です。実際に顔に文字が書いてあったのではありません。念の為)(^^; スベッテル?

 

後に着物関連でイヤな思いをした経験があったと知らせてくれた方のお話です。そんな経験がよくある者ですねん。

順番が前後しましたが、はじめまして。

m(_ _)m
最後まで読んでもらえるかどうかはわかりませんが、たまたま検索でヒットしていらした方、こんにちは。ここまでまだ何も中身がありません。(^^;
結構可愛らしい感じのブログになってると思いますが、髪の薄いおっさんが書いてます。せやからツルツルにしとります。


 

まーまー安いな、っちゅうくらいの料金でやっとります。(人格的に少々変わっているらしいす・・・)

 

筆者の凱旋門弁(昔の大阪の商人言葉にそっくり)は根っからなんで、これだけはまじ許してほしいと思っとります。

 


冒頭でのやりとりで「しゃーから着物文化はシボんでいってるんやな」と感じる今日このごろ。

《職業に貴賎なし》と言います。でも初対面の部外者から見た着物関係者である筆者は貴賎のランク付けで言う賎(=せん)、卑しい(いやしい)者だと映るようです。

今のところ筆者を知らん人から見たら胡散臭いヤカラやと思われてるんかも??


筆者の店を利用してくれたお客さんらは結構好評価やねんけどね。

 

それほど評判は悪くないように感じるんは一人よがりなんかも?な「ありがとう。また利用しますね」っちゅう利用してくれたお客さんからのメッセージ。

 

着物を洗ろたり染み抜きしたりする業者にとって「ありがとう。また利用しますね」なんちゅう、これほどの褒め言葉が他にあるやろか?って言葉をもらえる仕事ができたって認めてもろた訳ですやんか。わかりにくい文で悪いけど。

 

サービス業に携わるモンとしては胸張ってやってますでな。日々。パリー市で。(^^

でも新規客さんのファーストコンタクトはけっこー、「オタクまじでちゃんとした店ですのん?」て感じなの。クスン。筆者が悪いのコレ?


とか考えてるとナンカどんよりしてきた・・・。(^^;
みなさんはどう感じてるんしょーね?
・・・悪い流れはさっさと変えてしまいましょう。

着物屋さんとの思い出が苦いの?

筆者の店にご新規さんからご相談をいただいた際いつも感じる事がありますねん。

それは着物が好きであればある方ほど着物屋さんとの苦い思い出》を持ってて販売店や着付け教室、着物丸洗い店などを基本信頼していないっつーか見定めよって感じ。


ほとんど着物に興味のない方やたまたま結婚式などで着物を着ただけという方にはそういう感じはあまり見受けへんけど。(この方々は実は着物被害者になっている可能性が大なんですが)


着物好きの方は初めて着物に触れた時から今に至るまでに様々な《イヤな事》を経験されてきてるのかなー。たくさんある着物丸洗い店から筆者のお店を選び出し、わざわざ時間をさいて相談されているにも関わらず、どこか「信頼できんのか、こいつ?」というネガティブなイメージを感じるってねん。

・・・まあ店のホームページ上でさんざ「安いヨ」とかアッピールしてて。くクドいほど表現しとるんでそれも仕方がないことなのかな、とは思ってますんやわ。「ほんまに安いんやろなオンドレ」って匂いプンプンの相談、ちょっぴり残念ー。いやん。

  • ふらりと入った呉服屋さんで店員さんに丸め込まれて着物とか帯を買わされた日
  • 激安セールや格安丸洗いセットをしている着物丸洗い店に着物を出したら「これどこ洗ったんや?」と思わず、「金返せボケっ!」と家中暴れまくったあの日
  • 初めて行く無料着付け教室で着付けセットや帯などを無理やり購入させられたあの日
  • 「このしみは取れませんでした」と言われながら丸洗いとしみ抜き料金で1万3千円支払わされた、記憶から消せない日


そらこんな《着物屋との苦い思い出》を持ってたら、着物業者はハナからは信用でけんわな、とは共感しまっけどね。

 

着物業者にネガティブイメージを持ってるみなさまー、よくここまで読み進んでくれました。

 

おめでとうございます。このブログはそういった方をターゲットにしよう、「そしたらお店の広告代わりにもなるなあ」とイヤらしい計算だけが働いて書いています。(^^; ジョウダンデスガナ

どうでもいい事ですねんが筆者は顔文字世代なので顔文字や(笑)を多用する傾向があります。おっさんなので許してくだされ。


しかも顔文字の方はほぼ初期顔文字のいくつかを繰り返し使うだけという「頭大丈夫か?」的なところもあります。おっさんなので許してくだされ。


(^^;、m(_ _)m、(^O^)、(^^)、とまあ、だいたいこんな感じくらい。あ、あと(笑)、(爆)もね。おっさんなので←ひつこい?(笑)

着物好きを幸せにする情報を発信したい理由

そらぁ着物被害者を減らす事に尽きまっせ。

着物に限ったことやないけど、クリーニングって業態ね、まあまあ闇の面がございましてね。

洗浄力とか、クリーニングする意味とか、ちゃんとやってくれとるんかとか、言い出したらおそろしいねんけど。

 

中でも着物のクリーニングって1つあたりの費用が高い分、トラブった時のダメージはでかいって。着物の汚れ落ちてないわ1万2万円が軽く飛んでまうでひょ?

自分に降り掛かったと思ってみ?そんなん、目も当てられへんやんか。

 

もうそんな着物被害者になってしもた方は間に合わんですまん事やけど。もしまだ着物に未練があるんやったらぜひこのブログの全部に目を通してみてくだされ。

 

ムダになるんは読む時間だけ。読むんはタダ。もし文才あったら本にまとめて売り出したら年間50部くらい売れそうな、まじ内容のあるブログにしまっさかい。(^^; スベッタ?

 

あくまでも自分としてはね。経験したこと見聞きしたこと共感したこと、事実のみつらつら書きますんで。

これから着物を始める美しいみなさん、間に合ってよかたーっです。

 

人間、覚えたことすぐ忘れるイキモンです。せやから最低でも年1くらい、みなさんのこと考えたら着物をクリーニングに出す時にできたら読み返して読み返してね。

 

で、着物被害者になるのを自分で防いでくだされ。筆者の願いは以上なんでね。

 

忘れますで。1回読んだくらいやと。読み返してくだされや。読んでも読んでも、筆者には1円の得にもならへん。でも、でもでも。

このブログきっかけで自分に合う良い着物のクリーニング屋が見つかったとしますやん?

 

その中の誰かがいつか遠い先にフランス国パリー市に着物のクリーニングしに筆者の店に来るとしますやん。

 

筆者はそれでわかりますやん。ははーん。着物被害者を減らす会ブログ読んでわざわざ凱旋門町の筆者の店までクリーニングしにきてくれたんやなって。

 

そらーうれしいできごとですで。まじで。(^^

そんときは一切の値引き無く定価で丸洗い受けさせてもらいます。着物1つ250€で。昨日の対円為替レートで35500円。安いでひょ?(笑)

 

うそうそ。まーこのブログで直接利益につなげるつもりはさらさらないけども。でもクリーニングの着物被害者が減ったら結局着物を着やすくなるやん?

 

ほいだらクリーニング料金も競争が始まってちょっとずつでも安なっていきますやん。モノの道理として。

そしたらみなさんクリーニングに出しやすなりますやん?ほんだら着物文化が終わっていくスピードを鈍化させられますやんか。

さあ、それでどうなることでしょう!?

 

なんということでしょう!

へへー。着物を着て街歩く人、増えるんですなーこれが。

ね?結果的に着物クリーニング屋の筆者も、恩恵を受けるんですがなー。ええ考えでっしゃろ?高卒やけど。(^^;

 

まーこれくらいの役得は勘弁してくだされ。よろしくお願いしたいですー。

 

書こうとしてる内容は

  • 着物業界関係者はなんで信頼されんと煙たがられるのん?
  • 着物業界全般はこういった改革をしたらいいのに!
  • プロが教える《消費者が着物丸洗い店を選ぶ時のポイント》

などね。実際に消費者のみなさんが得するようにできるだけがんばりま。

 

着物屋さんに苦い思いを持つからこそ知りたいような内容。そんなんをできるだけわかりやすー綴っていきたいと思ってますねん。初回のこの内容にこりんと「次回こそ!」と思ってぜひ目を通し続けてみて下さい。

 

《消費者が着物丸洗い店を選ぶ時のポイント》に関しては「それ書いたらおタクの店使わんようになるで。アホちゃうん?」と思われるとは自覚しております。

 

実は筆者のお店は全国向けの店(パリー市の)やから、言うてもネットショップみたいなもん。

 

大事で大切な着物、宅配便とかでしか送れない遠くのお店に出そうってあんま思わんでしょ?

  • 「送ってからすんごい高い料金提示されても断れないジャン」
  • 「商品返却終わった後、やり直してほしくても色々面倒くさい」
  • 「本当にどんな作業・管理してるのか全くわからず不安」

ね?そう思うのんが人情っしょ?(と、若者コトバ)

 

着物を丸洗いとか染み抜きとかクリーニングしよ!って思った時、普通は対面で相談したいちゅうんが圧倒的多数ではないかと。

 

そう考えたらなんかムクムク使命感がでてきて・・・「どうせウチの店使ってくれへんねんやったら、少しでも着物の被害者を減らしたろう!」って思いましてね。(^^) マーホンネハソンナトコカモネ

 

今回は自己紹介みたいなしょーもない内容やったけど、次回以降「1つ1つ中身を期待せんと読んでみよかしら?」と思いこんでみましょう。筆者が喜びます。(^^;


・・・何回かに一回は「よし!よう言うた!」とか「へー。そうやったんやー」とか、そう感じてもらえるような記事になるようがんばりますので。

という流れで初回は終わりつつあります。

 

貴重なお時間にも関わらず最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

筆者 m(__)m

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あとがき 昔の人はよく一日一善と言いました。
マジメ 気質の日本の皆さんの特性をよく表している言葉ですね。皆さんは一日一善していますか?

今日の善行がまだの方、このブログを読んでいただきありがとうございます。 筆者を喜ばせくれました!(^o^)/
人を喜ばせる事以上に善い行いがあるでしょうか? 

これで本日は一善達成です。また明日がんばりましょう。

 

※このブログのページの下部・上部・サイドに表示されているお店の広告は筆者の店とはまったく関係ありません 。お店選びは充分に検討し、ご自身の判断でお決め下さい。

 


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