教えていいのか?4 しみ抜きの結果を正しく評価する方法
プロが教える《消費者が着物丸洗いクリーニング店を選ぶ時のポイント》4
当ブログへのご来訪、ありがとうございます。
謎の着物クリーニング屋です。(^。^
毎回毎回長うて中身がのうてオチのない記事ですんません。
①着物丸洗い店?着物クリーニング店?
①-4 丸洗い?クリーニング?どっちなん?-その4
みなさま、お待たせしました。引き続き”消費者のみなさんへの提言”パート2です。
しみ抜きの結果を正しく評価しましょう って、どゆこと?
これは着物丸洗いしてるクリーニング店にしみ抜きを依頼した時に限るんで。丸洗いしか頼んどらんのにしみが残っとるやないけーっ!っちゅうドアホは読むな!ってー声を大きゅうして申し伝えてあげるざんすー。
丸洗いはなーえりとかそで口の汚れくらいしか、綺麗にでけんのじゃボケー!!って、一般ピーポーに向こて悪口言うてなんになるん?と反省する筆者→onz
洋服主体の大小クリーニング店とか着物丸洗い業界は
このしみは落ちませんでした。コレ以上の作業は・・・生地を傷める恐れが・・・汚れに気づいたらなるべく早めに専門店に出しましょう。
というカードとか言葉と一緒に”汚れ””しみ”が残ったままの着物や衣類が、よ~っく帰ってきますやん?
クリーニング利用した事あったら、大半の方が経験してるんじゃないでしょうか、と思っとります。
この経験ないんはクリーニングを利用したことない人か、ハナっからちゃんとした良いクリーニング店・丸洗い店にあたった人くらいなモンで、業界人として言わせてもらうと「むっちゃくちゃ幸運」で、その他大勢の皆さんからうらやましがられる存在でございます。
クリーニング・丸洗い業界関係者・着物関係者から長きにわたり伝えられてきた”業界の非常識=このしみは落ちませんでした”にやられてきた多くの一般消費者の皆さん。
「これ以上の作業は生地を傷める恐れが高いので、できません」は、もしかして「一所懸命やってもらった結果」ってとらえてる?
ブ・ブーッ!
ほっとんどの場合、それは違いますねん。(しみ抜き注文した時だけの話やで。丸洗いだけ注文して汚れが残っとったーって言うんは「それはまた、別のぉ話ぃ(王様のレストラン)」でござい)
前にもここで紹介した、それ、大半は”しみ抜き作業すらやってないのに出された結果”って場合もありますねん、マジで。
まあ最悪の店に当たった場合やけど。(また業界の方から怒られるかも、やけど、そんな最悪の店、少なくないんですわい)
これは誤解のないように言うけど「特に洋服主体のようある街角のクリーニング店で多い」んですわ。安売りしてるチェーン店とか。まー需要が安さありきやからしみ抜きなんかやっとられんって気持ちはわかるけどね。大正義・安さやもんねカッターシャツ100円とか80円でどない利益出せっチュウねん!、そらそう言いたなる気持ちはわからんでもござらんのです。
2013年現在、Y氏&M氏合作のむっちゃくちゃ進化した"しみ抜き"技術を習得してがんばってる個人のクリーニング店、雨後のタケノコみたいにわんさか出現してきております。ネットでググッたらホンマにいっぱい出てきます。
この系統の洋服主体クリーニング店さんはだいたい熱意あるオーナーとか二代目三代目で。どうやって売り上げ上げろっチュウねんって五里霧中やったとこにY氏M氏の登場。そら夢中になって勉強するやろ。なんせ綺麗にすりゃするだけ売り上げついてくるんやもん。やらな損みたいな。
くだんの「このしみは・・・」カード連発してるお店は、この進化したY氏M氏しみ抜き技術材料を取り入れんと、かたくなに古いしみ抜き技術で対処してるか、前にも書いた通り、オーナーサイドの意向でしみ抜きをまともにしていないお店。
ここで言う「まともに(しみ抜き)してない店」って、誤解を恐れずに言うとチェーン展開してる中小~大手のお店が多いです。
これあんまり書くとマズイんで、この通り理解してくだされ。(^^;
まあ中には中小規模のところでもキチンと新しい"しみ抜き技術"を習得して高品質な洗浄品質を提供してそうな店、ネットで見る限り無いとは言い切れんけど、一般論としてはあんまり無いととらえていただいて結構でございます。
中にはお客さん側のミスで墨汁のしみ何年もほったらかしたしみとか、色うつりした衣類を自宅で洗濯・漂白やりたおしてもキレイにできんかったからようやく持ち込まれたヤツみたいな、普通のしみ抜き・クリーニング技術ではどうしようもない種類のしみもあるけど、汚れ・しみの種類で分けっと普通のしみ抜き・クリーニング技術で落ちるモンの方が圧倒的多数なのです、今の日本の”Y&M氏の新しいしみ抜き技術”を取り入れてるお店やったらね。
せやけど(大阪ネイティブの発音は”しゃーけど”。標準語で”だけど、でも”)汚れ・しみが残ったままの衣類・着物が戻ってきたお客さん、ぎょうさん(標準語で”たくさん”)おりますやろ。
ここまで筆者の記事読み込んできた素晴らしい皆さん、着物のお手入れをクリーニング店にまかせたろ!とお考えの方は、この点よ~く承知しといてくださいな。
技術の優れてるクリーニング店って、結構ホームページでビフォーアフター画像とか○○のしみを○○してキレイにした、みたいな情報発信してますんで。
こんなお店が行動範囲の中にある、そんな方は、クリーニング難民から脱せられる可能性が大でございます。よかったね。(^^
※クリーニング店の場合、着物"まる洗い"クリーニングはそもそも扱い数自体少ないんで、洋服のクリーニング料金に比べたら割高に感じるかもしれんけど、結局着物"まる洗い"専門店に出してもむっちゃくちゃ変わらんと、筆者は勝手に思ってる。
-------------------------------
「それを言っちゃぁお終いでんがな」な意見やけど、あちこち汚れが散見される着物をキレイにしよぉと思もたら、なんやかんやでやっぱり5~8千円くらいかかると思うし。(えり山・そで口・すそ周辺の汚れは度外視して、胸元とかそでとか身頃とかに汚れがあるって場合ね)
突然で困惑するかもしれんけど、筆者が言う「料金が安い」って、着物のお手入れに関して言うたら洗いを入れて4千円~7千円の範囲ですねん。
筆者の店で結構汚れてる着物を全体洗い入れて"しみ抜き"もしてキレイにしよ!って思もたら、やっぱそれくらいかかるって意味にとってもらってもいいかな。
店の情報は一切さらしませんが。(笑)
筆者の店、"汗抜き"も"えり洗い"も"そで洗い"も"すそ洗い"も"しみ抜き"も、丸洗い・水洗いと組合せんでも単品で注文できるようにしてるねん。
しゃーから個別洗いと部分的な汚れ落としだけって希望出してもろたら、そら3千円以下で十分キレイにできるってモノもありますて。
お客さんが気になる部分だけキレイに、って感じの時ね。
これ読んでる皆さんも職人が1時間かかりっきりで汚れをキレイにすんのん、まさか千円2千円でできるとは、思ってませんっしょ?
経費で一番かかるのが職人さんの手当=人件費やねんもん。
普通1時間くらい拘束される作業やったら、請求額、なんぼ少のうても3千円~5千円いくでしょ?労働生産性の低い国って認定されてる日本でも、ね。
着物は洗濯機の中でガンガン洗う事ができんので、機械の中で洗う方式のドライクリーニングしても汚れはあんま落とされへんから、結局は人手、人件費分が技術料と組み合わさって請求されると思うねんけど、これは仕方ないってとらえてもらえたらいいと思います。
結局、お手入れ料金を安く抑える一番の手は、定期的な陰干し、その際の汚れチェック、カビチェックに尽きると、業界人としてはそう思う。
面倒やけど、時間がかなり経過したしみとか黄ばみは付着してすぐの汚れに較べて処理代が割高になるし。
年4回くらい、なんとか陰干し&汚れカビチェックを習慣づけましょう。
-------------------------------
戻りま~す。
ここまで読んで、皆さんどう思います?
お店と立場が逆の消費者の皆さんの意見が知りたい・・・。
「なに?めんどくそーて考えてられるか!早よ説明せんかい!長いんじゃワレっ!」
ですと?(^^; マアマア
それではさっそく解説しましょう。
「われ、ケンカ売っとんのか?」
いえいえ、読みやすいように、と色々工夫しております。
(^^; チョットヒッカカルカナト
ムカッとされた方、すみません。m(_ _)m
※筆者は「強烈な消費者寄りで超・革新派」の業界異端児なんで、業界のみなさん、そのつもりで笑ってスルーしてくださいませ。「汚れが落とせんかったら料金を満額もらうのはおかしい」 ってすんごい独善的な考え方やと、自分でもわかっております。
※高級店はたぶんここに書いてるコト、あてはまりませんで。「安いお店を探そ」ってテーマやから、料金がそれなりのお店のコト・・・と思ってくだされ。
クリーニング・丸洗い関係者の立場で「しみ抜きできませんでした」をいまだに悪い慣習ながら連発する理由・・・は、こちらです。
大半のお店、”しみ抜き”が成功してもせんでも「100%元通り、むっちゃ汚れたままやん!」って衣類・着物を納品しても、お客さんはお金払うてくれてます。
ほれほれ、ドキッとしたあなた、心当たりありますやろ?(^^
期待した品質に達してないモノ・サービスに定価を満額払うって、個人的に違うと思ってます。
・表示60gのポテチ
→→→実際は48gしか入ってない
・じゃあこのサンプルAの図柄で!(ネイル)
→→→ サンプルAとぜんぜん違う雑なネイル
・マニュアル通りしたら100%ダイエット成功する食品
→→→マニュアル通りしても一向に体重が減らん
こんなん、納得して料金満額支払える?
しみが残ってても平気で素直に満額支払ってるお客さんが減らん限り、この悪い慣習は続くんやろうなぁ・・・。
気をとりなおして。(^^;
みんな、着物を丸洗いクリーニングに出して納品してもらう(受け取りに行く)時、きちんと汚れ落ちの状態、チェックしてるぅ?
業界関係者が悪い慣習を続けられる大きい理由のひとつに、「納品時にチェックせえへんから」ってモンがある。
仮にチェックして汚れが残ってる事を指摘しても、
「お見積もり時に落ちないかもしれないと申し上げておりました通りです。その旨ご了承いただきましたよね?」
っちゅう伝家の宝刀を抜かれると、特に女性の場合はすごすご引き下がるしかないってコト、あるでしょ?
いいか悪いかは別として、悪い意味で利用されてますんやで、その行動と考え方。
「いひひ。今回も言いくるめ成功したから、今後も、次の客にも、そうしたろう!」
まさかここまで悪代官のような業者はないと思うけど、消費者の皆さんにはこんな風にとらえてほしいねん。
なんでって?
そら「着物被害者を減らすひとり会」の代表やってますんでな。
消費者寄りとちゃうお店は退場してもろて、残った消費者寄りのお店が切磋琢磨しだしたら、業界も大きく変わるんちゃうかな、ってそう思ってるんですねん、おっさんは。
悪気はなくてもそれなりの料金をいただきながら汚れをキレイにできないお店は、存在意義ないとか思ってて。
皆さんは皆さんで、商品受け取ってお金を支払ってからおウチに帰り、はじめて汚れが残ってる事に気づく。
まさにサイアク。
この記事はネットショップやのうて、街の着物丸洗い店・着物クリーニング店をどう選ぶかというのがテーマで書てるんやけど、丸洗いクリーニングが終わって、商品引取に行くやない?
そん時、絶対やってほしい事がありますねん。おっさん的に。
それはね、着物を受付担当者の目の前でチェックすること。
え?
「そんな事したら畳むの面倒やん」って?
「次から利用しにくいやん」って?
・・・(^^;
まだその店利用するのん?
面と向かって「やり直して」とか「この汚れは絶対落ちひんの?」って、言いにくい?
だ・か・ら。
ですから筆者の記事を読み続けんとあかんねんや。
(^ロ^ いひひ
重要な事ね。
汚れ・しみのチェック、ホンマに重要。これを真剣にするお客さんに対して、お店側も真剣に対応せんとあかんようになるやん?
マジにグイグイ来られたら、わかるやん?
なかなかノーって言いにくいで、担当者。
でもね、けんか腰は最悪。お店側が感情的になったらまとまるもんもまとまらんようになるし。
そんな意味やのうて、あきらめへん姿勢を出すというか・・・。
ここでの目的は支払った料金分、ちゃんとキレイにやり直してもらうコトでしょ? せやからお店側に「もう一回預からせてもらいます」というコトバを引き出すために、事前に交渉マニュアルつくっておくってのも手かもしれんね。自分の性格とか言い回しを取り入れて。
その店を二度と利用する気がないんやったら丸洗い分はともかく、"しみ抜き"料金分の大部分を返金してもらえるようもっていくようにしましょう。
交渉によってはまるまる返金してくれるかも?
いやいや、そこは武士の情け。
そこまですると悪いウワサ流される可能性もあると思うし。
丸洗い自体はやってくれてる訳やから、ね。
もっと言うなら着物を預ける見積もり時にがんばりましょう。
ね、グイグイ「汚れ落とせるの?」って聞かれたら、お店も何かお客さんが納得する返答をせざるを得んやんか。
見積りだけで帰られたら売上になれへんわけやし?
しゃーから皆さん、初めて利用する店とかちょっと信用していいかどうか判断しにくい・・・というお店に出そうとする時は、まず汚れ・しみをどこまで落とせるか真剣に確認するのがモアベターです。
この確認行為は後半に続く
《しみ抜きの結果を正しく評価する》の前に行う、
《しみ抜きの成果をあらかじめ約束させる》
という大切な役割を担いますねん。
わかったぁ? ここ、ホンマに大切やで。
汚れが残ったままの状態の着物を納品するお店側は、モメてとりっぱぐれる事もあるけど、ほとんどって言うていいくらい、作業料金は見積もり価格通り請求し、料金を徴収するでひょ。(言い方悪いけど、見逃して)
「だって作業はやったんやから。結果は出えへんかったけど、お金は支払ってね」というロジックやね。
そんなお店に当たらんためにも、見積もり時にはグイグイ確認して
「ちゃんと汚れ落とさなヤバいな。」と一抹の不安を抱かせなあかん。
かと言うて、「この客は受注したらマズそうやな」と感じられたら注文自体断られる、って状況にもなるから、そこはさじ加減、適当に考えてね。
技術のないお店や外注先にまかせっぱなしのお店は、その時点で「他の店探してみたら」と逆提案してくる場合もあるけど、「あんまりうるさくあれこれ言う客の注文はとりたくない」って勝手に思われるのも気分が良くないと思うんで、そこは注意しましょうね。
お店側への「確認」やりだすと「他のお客さんの商品はともかく、このお客さんのこの着物だけはちゃんとやらな」って考えてくれるかも。
それこそ、この記事読んだ甲斐あり!ですねんけど。(笑)
お忘れかもしれんけど、こういう交渉とか電話の確認時に話した内容、ちゃんと店名やら住所やら電話番号やら感じたことなどありとあらゆる事書いとかなあかんで、そん時ぁ。
メモしとくのはもう一つの役割があります。それはね、人は「忘れる」から、「忘れた時」にまたお店を探す時、「この店はあかんリスト」さえチェックしたら、その店に再び問い合わせる時間が節約できるってね。
お店探しに窮した時、あらためて読み返せば良いヒントになるコトうけあい!
くどいけど、みなさんは出来もせんかった作業に対して対価、つまり料金を支払い続けてますねん。(もちろん成功して納得して支払ってる場合も多いけど)
でもそれっていいコト?
例えば車の整備やさんに車の修理に出す
→→でも一応修理してもらったから仕方なくお金を支払う
→→→あきらめる、または他を探す、
これもナイでしょ?
またまた「ふざけんなっ!」という怒声が聞こえる・・・。
なんでやろ?(^^
皆さん、この場合何らかの形で修理を完了させるか料金踏み倒すかのどっちかにしたいやん?
もひとつ言っちゃおう、標準語で。(笑)
家にダイレクトメールが届いた!おうっ!あの高級レストランじゃん!ナイスーッ!
おおっ!しかも2万円のコースが6千円って!!!
なにーっ!高級あわびにA5クラスの高級和牛を惜しみなく使ったオリジナル料理ですとーっ!?
という訳でその高級レストランに予約して当日言ってみたところ・・・
→冷え冷えでサーブされたA5和牛ステーキ。台なしじゃん!
→コース全体通して、どっかで見た事食べた事ある料理ばっか
→デザートは確実に冷凍モンか買いだしたモン。工夫なさすぎ
これでしめて6千円。ここで標準語やめ。(正直つかれる)
料理の内容・お店の雰囲気は支払った料理代金としてはそれなりやけど、楽しみに、期待しておしゃれして来た、記念日の思い出・・・
2万円のコースが6千円で食べられるって期待した精神的苦痛を「ナントカせんかいっ!」
・・・ってなれへん?・・・・・・・・。(=へ= ウ~ン
この店、また行きたい、って思うかな?(・。・
大切な日に、ね。
2つの例で、心の底から「ありがとう!」と言ってニコニコ料金を支払う方はものすごくお人好し、または争いごとが好きやない方やと思いますが。
そんな甘々な対応するからそれに続く被害者が続出するはめになってる事に気づいてほしー、って、マジ思ってます。
結果が伴わんのにお金を支払ってまう---悪い慣習ですよこれは。
他国やったら・・・
皆さん、日本だけやで、こんな悪い慣習が通用してるん!
仮にしぶしぶ代金支払っても、怒りの1000倍で悪い風評をあらゆる場所・人に対して言いまくらなアカン。そんな店、繁栄したらあかんって、個人的に思うねんけどね・・・。賛同してもらえるかどうか・・・。
もう少し日常的な例をば・・・
とある土曜日、旦那が言う。「明日どっか食べに行こか。」
わたし、子供2人と旦那の計4人。来年下の子が小学校上がるのにちょっと物入り・・・。
おっしゃっ!安うて量の多い店しかない!」
いろいろとあるけど、けっこうこんな感じで決めるの多くないデスカ?
所得にもよるけど、ファミレスとか洋食屋さん行くと黙って一人1300円とか飛んで行くから、今なら流行りの讃岐うどんを出すお店とか・・・心当たりない?(^^ ウヒヒ
この場合、重要なんは価格やね、支払額。味はそれほど求めてないっちゅうか、ソコソコでええやん、って感じでお店選んでない?
ほんじゃ、このパターンはどんなもんかなー。
「おいしいものを食べに行こう!」って時。
おいしいモンを食べに出かける時って、どんな心理でお店選ぶ?
さっき例に出した高級レストランをもう少し深く分析しませう。
「うぉぉおおおっ!!DMじゃー!あの店からDMじゃー!!」
と、お気に入りのリストランテ(イタリアン・フレンチレストラン)から誘惑の日頃の感謝の気持ちがこもった特典付きののお手紙が届いてしまった・・・。
「く・く・く・食いたい食べたい、酔っ払いたい~っ!」
・・・行くかどうかは別にして、心を揺さぶられるやん?
特にホンマに気持ちのこもった感じのするDMやと(手書きとか)。
ではでは高級イタリアンレストランに分類されるリストランテでまさかの「半額ご招待!」って案内もらったらどう感じるやろか?
例えば通常1万8千円のディナーコースが9千円やったら・・・。
珍しく筆者がまず回答。
おいしいモンを食べたいな~って時には、筆者はそのお店には行きません。
お金がない・・・のもあるけど(^^;、
1万円以上のものを半額で提供できるリクツが成り立てへんと思うので。
この時の特典(割引)内容が例えば
・パティシエの渾身の新作・1日20食限定デザートをご予約の方のみご提供!
・大人気のしっとり個室料金を予約の方のみ無料で!
みたいなモンやったらグググ~~~ッと行きたくなるけどね。(笑)
その・・・お金、金額やないと思うのです、おいしいモン食べたい時って。TPO考えて。
こんなダイレクトメールもろたら、予算的にキビしいけどナントカ行けるよう段取りたい!って思えへん?
美味しいモン、食べたいやん。(笑)
できたら二人で行って3~4万円までで。記念日とか大切な日に、やけどね。
そら安かったら安いほうがええけど、半額っておかしいもん。
筆者はイタリアンが大好物なのでこんな発想になるんやけど、庶民派中華料理の王道・餃◯の王将さんね、ギョーザの半額券は配ってるけど、その他の料理が半額って事はまあないと思います。これは何でですのん?
ギョウザの半額っちゅうのは
・新規客を取り込みたい
・客単価を増やしたい
みたいな感じで要は集客のためにやってるコトやと筆者は考えまする。合理的でみんながウィンウィンな策って感じ。
もっと言うと売上が欲しい!からやってるねん、みたいな。
大手チェーン店やからそうなんかもしれんねんけど。予算・売上目標みたいな縛りが店長に襲いかかってるから、まあ年中行事になるんやろね。
記事には直接関係ないけど、ついでに「なるほど!」と感じたブログを引用します。
餃子の王将が半額サービスをする理由
--> 従業員を現場で鍛えるため
「まずければ全額返金」を実施する理由
--> サービスの質を向上するため
参考:イケダハヤトさんのブログより
高級レストランであるリストランテで半額セールをやる意味は?
これを真剣に考えると、やっぱり集客・売上が欲しい!以外あり得へんとなるねん。
だって高級レストラン・・・高いやん? 客層限られるやん? 他に美味しい店いっぱいあるやん? そん中で選ばれなあかん訳やん?
筆者がオーナーやったら料金的なコトも多少は考えるけど、店の客層に応じた、そのお客さんの大半が「ほんだら行きたい!」ってなる感じの「新しいメニュー・コース・料理」とか、テレビで取り上げられて予約できひん店ってイメージ作る方が、結局長い目で見て店のイメージも壊さんし、評価されると思うねんねー。
着物丸洗いクリーニング店に通づるモンがあるような。(^o^)
だってねー、高級レストランやでー、リストランテって、分類上。
そんな店、何のために行く?
安いから? 近くにあるから? そんな理由で行く?
そうやないやん?(^o^)
おいしいモン食べたいから行くんやん? そう思わん?
普通の人やったら結婚記念日とかプロポーズ記念日とかに行くような店やん。
お金持ちの人とかグルメに金額はいとわん!って人は知らんけど。
おいしいモン出す高級レストランがなんで集客のために半額セールするん?
それってどう考えても最近売上が芳しくないけど、ここでひとつ売上を得たい。これに尽きるんちゃう?
「なんでそんなに売上欲しいのん?」
→お客さんが入ってない、理由はこれ以外ないって思う。
(^O^ ホンマヤデ
毎日のようにメインメニューとかコース料理の内容が代わり、毎日メニューを書き換えて提供するような高級レストランやで。
高級食材をふんだんに使うってのもウリやろうけど、高級レストランの最大のウリってシェフが手間ひまかけて創案・調理・監修した料理が食べられる!ってコトやん。雰囲気も同時にやけど。もち、ワインの温度管理も行き届いててって。
※イタリアン・フレンチ・スパニッシュ・寿司・会席(和食全般)とか、本気の店はみんなそうちゃうかなぁ。
・・・けっこう、これも着物丸洗いクリーニングの技術の部分に共通するんやけどね・・・
つまりお客さんが押し寄せて押し寄せて「予約が取られへんお店」しか高級レストランの名称・リストランテって名乗ったらイカンと思うねん、筆者は。
お客さんの期待を必ず上回る食事内容と時間・空間を提供せなあかんのやから。
※そもそも予約は取らん、フリーの客だけで勝負!ってお店は除く
一歩譲って「予約は取れるけどすぐに埋まるから、日にち指定して予約したいんやったら何ヶ月か前に予約せなあかん店」もリストランテと認めます。胸張って営業してくらさい。
あくまで筆者の個人的感想やけどね。(^^;
トラットリア(リストランテに比べより庶民的価格)でも、まともなお店やったら半額とか絶対ないと思う。まあ大阪は感謝の意を”割引で表す”って感覚がどっかにあったりすっから、百歩譲って10%引きまでかなー。
20%割引のチラシがお店のレジに置いてあって誰でも持ち帰れるお店なんか記念日とかに絶対行けへん。プライドないんかっ!?って。
・・・美味しいモン食べに行きたいって時はね。
おごらなあかん時は遠慮なく利用させていただきます。そん時ゃ”料金>>>>味”やからね、しゃーない。(笑)
言いたいのは食材とか人件費みたいな大きい原価を無視した”半額セール”なんかあり得へんってこと。
きちんと計算された料金やったら、そんなコトしたら赤字ですやんか。
まあ2店舗目のオープニングで招待状みたいな形で顧客に送付する、って形やったら特別価格としてアリかなーとは思うけど、「オープンするんで半額にしますね」みたいな雰囲気もなんもないコピーはあり得へん。飲食店もセンスを求められる時代やもんね。
ここ重要やで。よう理解してね。ホンマ大事やでぇ。
くどいけど”日々やる事を淡々とこなしてたらお客さんで埋まる店”が何で半額セールなんかする?
プライド高きオーナーやシェフの立場で、そんな”いつもお客さんでいっぱいの店”のダイレクトメール作ること考えたら、
・入手困難なワインが手に入ったから とか
・今年一番の出来ばえの料理が仕上がった とか
・いつもお世話になった感謝の意味で とかしか
ないっしょ? ダイレクトメール送るとしたら。
だっていっつもお客さんであふれてて、利益が充分出てる店ですやん。
半額にして新規のお客さん集めんでも・・・ちゅうか、集める必要ありませんやん。
口コミだけで集客できるのに。
少なくとも”大幅に割り引いて”お店のプライドを失墜させるようなコトは絶対せんはず。
このリクツはリストランテにかぎらず外食産業全般に言えるコトなんやけど、調査会社の発表によると外食産業は全国的に年々売上高はマイナスらしい。まあ景気の流れを考えたら今はいたしかたないし、もっと言うたら人口減がおもっきり決まってるっちゅうやないの。
そら、財布のひもも固くなるって。
まあ不況の風をモロに受ける業界やから、全体的に見たらマイナスでも、超不況下で新規出店して売上・口コミともウナギのぼりって店があるのも事実。
高級店でも庶民派のお店でも、ね。
価値があるものには、その価値にふさわしい料金・金額を払うものです。
筆者は幸せなことに”バカ舌”をさずかりまして、牛肉の輸入肉・国産の違いは「噛み切る時の肉の硬さ」でナントカわかるけど、豚肉の輸入モノ・国産モノの差が全然わかれへん。
いずれにしろ、とっても美味しくいただける舌で人生とっても得してると感じてます。おかん、ありがとーなっ!
(^^; ま、貧乏育ちと言う事で・・・。
ま、オチはないんやけど。(^^;
これも前に書いたけど、いい仕事をしてきちんとホームページでその内容と料金を発表し続けたら、自然とお客さんの信頼度が上がって商品が集まると思うんやけどねぇ・・・。(筆者の店もできるだけ早くそうなろうと鋭意努力中)
飲食店やったら”料金に見合ったおいしさを提供する”、
着物クリーニング・丸洗い店やったら”料金に見合った品質(キレイさ)を提供する”
その事が最高の広告効果を生む。
これ、消費者やったら絶対うなずいてもらえると思うねん。
「あの店うまかったなー」
→「うんうん。おいしかった。」
→「値段もそこそこやったしなー♪」
→「また行こか♪」
この好サイクルがリピーターを生み、年々お客さんを増加させるコツやない?
これに毎日口コミで来る新しいお客さんが少しずつ定着してったら、ムリに誇大な「うちのおいしさは最高です!」とか「まれにみる技術です!」みたいな言葉の遊びのキャッチコピー考えんでも、充分な広告効果ありますねん。出ますねん、って思う。
着物クリーニング・丸洗い店もおんなじやん?
「あの店キレイにしてくれたなー」
→「うんうん。キレイになってた」
→「値段もそこそこやったしなー♪」
→「また利用しよ♪」って。
適正料金で公正な品質さえ提供しとったら、常時60%~50%割引みたいな異常な割引きセールせんでもええのに。リピーターさえ確保できたら、お店は充分やってけると思うねんけどねー。
・・・高級車は乗られへんけど。
適正価格やったらバカ儲けはでけへんから。(笑)
着物丸洗い・着物クリーニングして
「あの店全然キレイになってなかった」
→「そやな。あかんかったな。」
→「料金はきっちり見積もり通り請求しよったしな」
→どんより・・・う~ん・・・ムカムカムカッ!
・・・お客さんムカムカさせたら、次使ってもらわれへんのに・・・。
このパターン、関わった人全員不幸でしょ?
---目の前のお客さんに喜んでもらってこそお客さんが増える---
ぜひ着物業界全体で共通認識として理解してくれたら・・・着物被害者は減るはずやねんけど、なかなかそれはムズかしいようで・・・。
ふう。ようやく”しみ抜き”の話題にもってこれた。(笑)
みなさん、オツカレ様です。今回はもうちょっと。(^^;
筆者は着物丸洗いを含むクリーニング業全般において、”セールをうつ”という考え方が好きではありません。
特定の時期・不特定多数の方・たまたまホームページを見つけた方などに、安値のセールを行い、ドサッと商品を集めるというやり方が商売として正しいとは考えないためです。
「セールあるん知ってたら、それまで待ったのに!」
これは正直、まったくその通りだと考えます。
セール直前に利用したお客さんは損した気分になるっしょ?
せやから筆者のお店はとある大手のスーパーマーケットのように、”エブリデイ・ロープライス”でやってます。
”毎日いつでも安い”お店を目指しているため、そもそもの料金設定がまさかの料金。
誰も知らんから~自画自ぃ~賛んん~~♪ っと。
あ、このブログ初めての方、ごめんなさい。
どこ探しても筆者のお店の情報はありません。筆者のお店に集客するための記事ではないので。
着物被害者を減らすひとり会というコトでやってますので。
一応地域だけ教えときましょか。
う~ん。特定されたら困るから広い範囲で言うと・・・フランスの凱旋門近くで商売してます。
・・・冗談です。(笑)
ウソですウソ。(^^) ゴメンネ
謎のままにしておいきましょう。
さて。
セールで集客するという手法は果たして正しいのか?
皆さんおひとりおひとり、好きなお店とかってあるでしょ?なんでその店が好きなんか考えたコトある?
百均のお店ね。筆者、けっこう好きなの。
でもどこでもいいって訳やない。値段はどこも一緒やろうけど、品揃えが違うとか、ナショナルブランドの型落ち品があるとか、今流行りの北欧系に近いデザインのものがあるとか・・・。
やっぱり好き嫌いはありまんねん。
皆さんも考えた?
よく考えたら「そうや!」と同意してもらえると思うけど、《よく行くお店》が《好きな店》ってコトではないっしょ?
ホンマよう考えてみて。
で、
→気分悪いっしょ
久しぶりにお店覗いてみたら、店中全品半額セールやってたらどお?
→なんかあった?店閉めるの?って思う
HERMESのバーキンがね、ネットショップで半額で売ってたらホンモノって信用できる?
→フツーに疑いますがな(笑)
って、思うやん。やっぱ理屈がおかしいし。
でもクリーニング業界って、けっこうこの手法使って営業してる。
半額セールやってる直接的な原因は売上低下もそやけど、ホンマにマーケティングの知識がなさすぎですねん。
年がら年中《半額セール》やってるお店って、それほど流行ってないもん。年々取り扱い点数が右肩下がりやから。
なんで売上が減ってるか? それ、満足度が低いからです。
なんでそれに気づかへんのか・・・。
目の前のお客さんを喜ばせる---こんな商売の基本すらわかってない人がクリーニングをやってる、その事実が筆者は悲しいのである。
正直ね、自分の店のコトだけ考えたらこの現状は悪くないです。理由は満足度が低い店を利用した人をホームページで集客しやすいから。
なんちゅうか・・・近隣に良いお手入れ店がないから遠方のネットショップでも使おかって「心のハードルが下がってる」、みたいな感じ。
でも、着物の手入れはお金がかかるしキレイになれへんし・・・って事になったら、着物が衰退しますやんか。今でも相当すたれてるのに、これ以上着物を着る人が減ったら大変!
せやから、着物被害者を減らしたいのですぅ。
だ~か~ら~、みなさん、みなさんにご協力をお願いしたいのは、これなの。
定価で商売してない、半額以下のセール価格で常時注文できる着物丸洗いクリーニング店は、料金設定が間違ってる。それに気づいてもらうために、相談した時、最後にこう言いましょう。
「もう少し安ければ利用したかったと思います・・・」
お店に後ろ髪ひかせましょう。ね?
・・・ようやく今回のテーマ(^^;
常態的に半額以下で丸洗いクリーニング受けてるお店ね、
今から言うのは完全に人格が壊れてる筆者の想像・妄想の勝手な見方やけど・・・。
着物の丸洗いクリーニング料金の定価が8千円として、それをセール価格で3500円くらいでいっつも注文できるお店があるとしますな。
この場合、56%割引ですな。ちくしょー!(>0<)
で、見積で持っていくやん?
ほんだらしみ抜き料金、定価の8千円で受ける時より、割高になると思うねん。
ハ?
だってね、どこで利益出すねんって疑問がそう考えんと解決でけへんから。
筆者は相場とか、昔ながらのやり方にこだわって料金を割り出すってやり方はしたくないし、もっと言うたら、やらん。
いいか悪いか判断はおまかせするけど、筆者は原価算出主義で利益率算出主義です。
技術から材料費とか人件費とかの原価を細かく割り出して、適正(と信じてる)な利益を加えて料金を作り上げるやり方。
着物の丸洗いクリーニングだけの話やけど、とってつけたような流行のブランディングもいらん、って感覚やね。
必要なコトは
→利用してもらったらキレイな結果(品質)で喜んでもらって
→→支払い額で驚き、また喜んでもらう。
→→→It's perfect!
そのために筆者は利用しようかどうか問い合わせてくるお客さんに対してはできるだけ精一杯対応してる。
お客さんと対応してるトコ、見てもらいたいような気が。
全編「完全な敬語!!!」(爆)
※おっさんの関西弁敬語、やけどね。
いかな技術があっても、初めてご利用いただくまでは敷居が高いからね、ネットショップって。ホンマ、お客様との対応、コミュニケーションは大切やと日々勉強になるコトだらけやし。
一部にセール料金の上に”しみ抜き料金”まで含むってお店まであるけど、筆者は付き合いもないし全然知らんねんけど、職人の手がかかる、要は人件費のかかる作業を無料で提供するとか、これこそホンマにあり得へんって、いっつも感じてまして。
丸洗いの作業自体はドライクリーニングやから、基本に忠実に部分洗いを前処理で取り入れたって人件費はそれほどやない。皆さんが思ってる以上に安く提供できる。それは知っとります。いちおープロやしね。(^^)
でもね、しみ抜きは別。
特に昔ながらの古い◯◯◯流みたいな着物のしみ抜き技術で処理してるお店やったら、1つの着物に違う種類の汚れ・しみが3つあったら、30分~90分くらいザラにかかるもん。
そんなん、1日に何十着も無料で処理すんの?って感じ。
ざっくりやけど、日雇いとかパートの職人さん、1万数千円で来てもらってるってザラやし。(昔の取引先で日雇いパートしてた職人さん、何年か前にバタッとでくわした時に聞いたら、「日給半額にされてもた」って寂しく笑ってた。年金あるから生活には影響ないって言ってたけど・・・)
8時間勤務で例えば1万2千円の日給とするやん?
これ、時給1,500円やねん。
丸洗い3,500円で売ってたとして、どうひっくり返って考えても着物1点あたり1時間以内に洗って仕上げてって思うはず、オーナーやったら。まあ労働生産性やら利益率やらややこしいんは省くけど。ざっくりね。
着物1点洗って"しみ抜き"してアイロンして仕上げて、全工程で2時間かかるとするやん?ほんだら支払わなあかん時給だけで3千円!
"しみ抜き"無料やったら、丸洗い料金3千5百円しかもらえん。
ほんだらお店の利益は人件費引いたら2時間で5百円って事に。
そんなん、あり得へん。
理詰めで考えたら、手間のかかる"しみ抜き"を無料って、マジ無いはず。
たぶん、そういう表現のお店は"えり洗い""そで洗い""すそ洗い"を個別に"しみ抜き"って考え方してるんやろけど、それやったら"まる洗い"やのうて”ドライクリーニング”って言わんかいっ!って大人げないコト言ってしまう自分が恐い。(笑)
★丸洗いとドライクリーニングの違い★
作業工程により使い分けてる「作業名」ってのが一番簡単な表現かな。
【作業名:ドライクリーニング】
1.ドライクリーニング処理
2.仕上げアイロン
※ドライクリーニング機の中で揮発性溶剤による機械洗い
【作業名:丸洗い(京洗い・生洗い)】
※どの店もだいたい同じ工程と考えてOK
1.揮発性溶剤でえり・そで・すその汚れを処理
2.ドライクリーニング処理
3.仕上げアイロン
「丸洗い」やのうて「着物クリーニング」って表現してた場合、
ドライクリーニングだけの料金表示で「えり・そで・すその汚れを無料で落とします!」って書いててくれてたら、誤解はないように思う。
他の場所が汚れてなかったら、結局これだけでキレイになったって喜ぶ場合もあるやろし。
戻りましょう。
しみ抜きに求めるモンね、みなさん、なんやろか?
値段の安さ?
それやったらこの記事読むのんやめて、ググって一番安いお店探せばミッション完了。(^^;
・・・違うっしょ?
キレイにしてもらうのが絶対条件で、その中で安いトコ探したいってはず。
今までキレイにするのに平均8千円かかってたけど、諸般の事情でその平均額をグググッと下げたい!
こんな感じで。
ようやく今回の最後に近づいてまいりました。皆さん、毎回ながらおまたせちゃん♪
《しみ抜きを正しく評価する》
みなさんがこれまでほぼ泣き寝入りしてきた、しみ抜きの結果をきちんと評価しましょう。
で、思ったほどキレイにしてくれへんかったお店には着物の丸洗いクリーニングとかしみ抜きを出さんようにします。
多くの消費者が着物のクリーニングに求めてるもの---
それは《安くキレイにできるコト》---突き詰めたら答えは明白なのでした。
どうやって
「しみ抜きの成功率が高いお店で安いトコ探すの?肝心なコト書かんかいっ!」
とお怒りの方は前回・前々回の記事をご参照ください。
って書いたら殺されそうなんで、ちゃんと書きます。それも短く。(笑)
しみ抜きの結果を正しく評価する方法
→条件がクリアできたら、見積に持っていく
→見積もりが出たら、キレイにできるのかどうか冷静に笑顔でグイグイ確認する(相手から断られん程度のプレッシャーを、ね)
→→→技術に自信のないお店はこの”グイグイ”にひるんで別の店に、とか言うハズやから、頃合いがとっても重要
日本語的に「結果を以前(事前)に評価する」って変な表現やけど、筆者にはナゼかピッタリくるからそんな書き方になりますねん。
実際しみ抜きが上手かどうかって、利用するか利用した経験のある人の話聞くかせんとわからんって、ふつう思うやん?ね?ね?
へへー。(^へ^)
そんなコトおませんねん。
「ここまで読ませたあげく、日本語として文法上矛盾する言葉読ませやがってー!」
とお怒りの諸氏、よ~く自分の頭の中で、一回、もう一回上の正しく評価する方法読んでみて。
技術に自信のないお店の中には、そもそもそれほど"しみ抜き"を作業として行っていないお店があります。そういうお店に出した経験のある人でもね、丸洗いに毛が生えた程度の技術で落とせるものがあるってコト知られてないんですわ。
※丸洗いに毛が生えた程度の技術で落とせるもの
・・・ファンデーションがエリについた、みたいな油性の軽い汚れが代表例→ごくごく軽い油性汚れ→ベンジンでも拭き取れるくらいって書いたらわかるかも・・・。
着物をよく着る方、着付けの先生、日本舞踊の師範、もっと言えば着物の販売をなりわいにしている方など、着物に精通してる方でもしみ抜きが上手かどうか見極める目は持っておられません。
だから着物丸洗いクリーニング店のしみ抜き技術が優れてるかどうか、わからんのです。わかるはずがないのです。
ただし例外が。
筆者がよく見に行く、着物好きでブログを書いてる正絹着物を自分で洗う方々。
彼女、彼らにはもしかしたらしみ抜きが上手かどうか判断できる目を持つ人がいるかもと思う。
期待をこめてやけど。
つまり実際に利用したとしても、たまたま汚れ落ちしやすい汚れしかなかった着物を出したとしたら、しみ抜き技術がアレでもキレイになったりするから---
利用せんとしみ抜きが上手かどうか判断できん、というのは都市伝説なのでありました。
利用しても評判聞いても口コミ読んでもわからんってどうしたらええっちゅうねん?
しゃーからさっき書いた「しみ抜きの結果を正しく評価する方法」を実践しましょうって提案してますねん。
親切にも
→これ!と思ったお店にはあれこれ考えず、すぐに電話で質問する(必ずノートにメモとってネ)
とまで書きましたんやで。
うじうじ・・・うじうじ・・・どこにしよっかなー、みたいに何軒かピックアップしてからまとめて電話しよー、やのうて見つけたら即電話で問い合わせせよってコトですのでねー。
これも大切なコトですよ。
ご自身が新たな着物被害者にならんためには。
・・・・・・言い方キツくなるけど、ダメなお店はどの業界でも消費者のニーズに合わせて改善するか、退場すべきやとマジで思うのです。
飲食店でも、美容室でも、着物丸洗いクリーニング店でも。
サービス業全般に言えるコトやけどね。
すみません。
突然ですがそろそろ文字数が1万5千字を越えてようとしているので、今回はこれにて終わります。
長ったらしさにくじけず、次回もよろしくお願いしま~す!(^▼^)
貴重なお時間にも関わらず最後まで目を通していただき本当にありがとうございます。
筆者 m(__)m
※このブログのページの下部・上部・サイドに表示されているお店の広告は筆者の店とはまったく関係ありません。お店選びは充分に検討し、ご自身の判断でお決め下さい。
<前回記事
次回記事>
プロが教える2 《着物お手入れを安くする方法とそのタイミング》
教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その5
※いずれ・・・書きます。(^^;