教えていいのか?着物丸洗いクリーニング店の選び方-その1
プロが教える《消費者が着物丸洗いクリーニング店を選ぶ時のポイント》1
前回、ブログ初回で着物業界の関係者~自分で自分の首をしめる人たちの後半に「着物好きを幸せにする情報を発信したい理由」という記事を書きましてんけど。
そのひとつが《プロが教える消費者が着物丸洗いクリーニング店を選ぶ時のポイント》。
まず着物業界の悪習の実態をえぐり、着物業界はお客様に寄り添った改革をすべし!と改善を促したあと、満を持して《プロが教える消費者が着物丸洗いクリーニング店を選ぶ時のポイント》を書く。
それが普通の流れです。
でも書きたいから書いてしまおう!という事になりました。(笑)
細かい内容を考えたり計画したりが苦手なワンマンじじいってバレバレでんがな。
ステマはバレたらお店が終わる
着物丸洗い・お手入れ専門店の店主が「着物丸洗いクリーニング店の選び方」のコツをこっそり教える内容なので、当然「筆者のお店に客を取り込んでやろう」という思いはありながらもそんな事はでけまへん。
ステマ=ステルスマーケティングはやりたくてもでけへんねんざます。
^^; ザザザザンネン
Q.「そしたらなんでちゃんとしたお店の選び方なんかレクチャーするん?」
A.へへん。前回にも書いたけど、
「着物を丸洗いクリーニングに出したいけどネットショップはいまいち不安でねー」
っちゅうフツーの消費者のため、近くで行きやすい「対面型のお店」に持ち込むためのノウハウとして書いてますねんざます。
しゃーから
ネットショップ探してるヤツぁ読むな!!
という気持ちでね。(^^)
とまあそういう訳なので
同業他社の方、この記事を読んだ消費者が貴殿のお店を選んで訪れる可能性があります。
きちんとした技術をお持ちで電話・メール対応が万全なら、この記事読んだ消費者の何人かがご新規様となって利用と売り上げが増えること間違いなしでっす!
業界内のみなさまがた、そーゆーわけでございますのでどうぞ広い心でお許し下さい。共に頑張りまっっしょい。
①着物丸洗い店?着物クリーニング店?
①-1 漂白技術はクリーニング店が一歩リード?
着物にほとんど触れてこんかった人が着物のお手入れを初めて考える時、まず迷うのは
の2つやないかなーと思っとります。
意外かもしれんけど筆者は着物を街のフツーの洋服主体のクリーニング店で洗う事を「お店によっては悪くない選択やで」って考えとります。
着物の落とせない、落としにくい、丸洗いしみ抜きに出しても残ってるしみの大半が茶色じみ・黄ばみやからねー。
※着物業界と着物好きでよく着物を丸洗いに出すかたなら誰もが知ってる常識ですねん
↓ ↓ ↓
着物は丸洗いしても 首周り、袖口、裾の皮脂汚れとかファンデーションとか軽いホコリ汚れ以外の目に見える汚れは一切落てへんもんねジョーシキデンガナ
→ビックリした?(^^
でも、事実でごっざいまっすすん♬
そしてなんと、適切な漂白作業の技術は実はフツーのクリーニング屋さんの方が先行しておるのでございますー。まー知ってる範囲ではって注釈はつくけど。
着物を専門にクリーニングしてる店よりもきちんと茶色や黄色の変色、俗に言う黄ばみを落とせるフツーのクリーニング屋さんは今、全国にポコポコ生まれつつございますねん。
彼らの主な商品は洋服やろけど着物もデキますって店あるもんねー。オーコワッ!(さてこのギャグ何人がわかるであろう?)
そーゆー貴重な情報を知ってるプロの着物クリーニング屋である筆者としては、ネットパトロールでそんな店見るたび、着物のしみ汚れ落としに関しては洋服のクリーニング屋サンに負けんようにがんばらねばと萎縮・・・いやいや、ちゃいまっせ、闘志に火が着いとるのでございます。
せやからクリーニング店も着物のお手入れ候補として検討できるんちゃうん?と考えるんやねー。マジで。
あえて書くとしたら着物専門の店よりも高い可能性はあるかなって書こうと思ったんやけど、去年聞いたむっちゃ高い着物クリーニングの顛末とか考えたら総額やとフツーのクリーニング屋さんの方が安く済むかもねってとこでっかな。
んーむずかし。
①-2 宣伝広告の言葉の装飾に惑わされたらアカン
筆者は個人的に業界でよう使われてる広告の言葉の営業トークがあんまり好きちゃうっちゅーか、マユツバで懐疑的に斜めから見てる人種で。
- 着物一筋◯◯年のベテラン技術者が作業にあたります
- 他店とは技術がまるで違います
- 着物はやっぱり着物屋へ。洋服中心のクリーニング店は選ぶべきではない。経験が違います!
- ご利用いただいたお客様の声を聞いて下さい、とホームページに好レビューを記載(自作自演疑惑)
・・・とか。
そんな店は染み抜き成功例の画像をホームページで公開してる事もあるけど、なんかなー・・・。それナンボしましたんや?って聞きたーなります。
料金自体どこにも掲載してないから実際はゲロはくくらい高っかい業界標準料金払わせて
「ほら、うちは技術力あるっしょっ?エヘン!」
とか思ってるんやろな~とか思ってたりすっと・・・
まーお客さんがええんやったらそれで良しなんやけどの。
筆者が個人的にどない思おうが勝手やからイチイチどこの店が、とはいわんけど料金も一緒にホームページに掲載して、その料金が安けりゃゴッツー集客できるのになんでやらんのやろ?
っちゅうような思考回路の筆者はアタマがオカシイのかもしれませんな、うん。
本題に戻る ↓
今回ははしょるけど染み抜きの技術自体、それほど難しいものではありませんねん。(業界人が白目になってる?かもねー)
「えっ?ホンマ?」
ィェエエェェェェス、イリ"ィィィズ!
(パリに住んでてフランス語ネイティブですねんけけけ)
うん、ホンマやでぇ。
・・・質問されたらはしょるつもりやったけど、説明せんと無責任かぁ・・・。
着物の染み抜きの技術と考え方と実践ってね、すごいたくさんあります。
お店によって異なるというか、クリーニング店・着物丸洗い店って、だいたいお子さんが相続するか、「よっしゃ、お前はウチの屋号譲ったろ!」とか「ウチの屋号の一部を使っても構へんで」みたいに引き継がれるから、あんまり外部の「やり方」・新しい血が入り込まへんのです。
ざっくりやけど着物クリーニングのオーナーね。
オーナーが圧倒的に力を持ってるから、息子や娘が代を継がんと新しい技術に挑戦する事もあんま無さそうやしね。継いでも現場にオーナーが技術者や後見人として一緒に働いとったらウルサク口出しされるやろし。
着物をキレイにする技術はね、全国的に広まっている大きな流れを持ったとある流派のがあって、そこの技術は結構完成されてます。
※完成してる技術が、消費者のニーズに合ってるとは思ってないねんけどね、筆者は。なにより高いもん、その技術使こてるお店って。あくまで筆者調べではね。
(^^; コジンノイケンデスゥ
そのとある流派は勉強会なんかでクリーニング店に技術を伝授したり続々開発した原材料を販売するんで全国的に多くの衣類のお手入れ店はその流れをくんでいるお店が多い、これが事実なんですな。
で。
広く知れ渡っている、しみ抜きのベースとなっているその技術・手法・考え方はむっちゃ難易度が高くて、お客さんのためにとことんやりきろうとすると(あくまで個人的な感覚やけど)結構弁償とかに繋がる危険なやり方やったりしてまして。
「あれ?さっきと話がちゃうやんケ」
(^^; ハナシハココカラネ
2013年現在、新たな流派と呼べるような技術を開発した、消費者の皆さんにとって髪・・・いや、神か仏か、ってクリーニング技術者様と一緒にタッグを組んだ洗剤開発メーカー様の名前が颯爽と全国に鳴り響きまして。
筆者はその方々の明快な技術論に感銘を受け、独学で技術を学習たわけでんなー。
ごっつー体系だってて理論的で明快。で難易度、ハードルが低うてー。使う洗剤類も他社のと変わらんかって。
なによりね、難しない!
合理的!
作業効率上がりまくりやから、結局お客さんが支払う費用に複音をもたらすのよんマジ。
(でもその神様お二方をここで公表すっと筆者がバレる恐れがあるので公開できんっちゅうジレンマが(笑))
残念ながら業界内ではその方のうち染み抜き技術を具体化し世間に発表しはったお一人の評判はなぜか芳しくない感じやってね。
ホンマうそみたいに。(表現がややこしい?)
実際かの方を指して悪口に近い表現をした人、何人もおったからねぇ、クリーニング技術者で。信じられへんかったけど。ひとりふたりやったらまあ人間関係かな?とも思えるけど聞く人聞く人そんな感じで。
その悪評に立たされてた方、ブログでタダ・無料で技術公開しまくっててんで。
パクり放題やで、自分が開発した技術を。誰でも志ある人やったらつこてなーって。
まさに神と崇拝していた筆者にとってはその方への悪評は青天の霹靂でしたな。
推察するに業界で売上を上げる方法を知らん大多数派から見たら、消費者に訴えていこうとするスタイルその消費者寄りの姿勢やら売上向上策なんやら含めて、単なる嫉妬・妬みやんって感じでしたなー。
売り上げ作るんはマーケティング技術が必要やけど、
「まーてぇきんぐ?」みたいな方々。
売り上げ作るんは高級路線か常時セール路線しかないっちゅう固定観念から脱っせられん、そんな業界の中の人らがねー。
いろいろと残念。(~ム~;
素直にその技術やら洗剤を取り入れたらお客さんが喜んでリピーターになってくれるから、売上アップするんやけどね、普通に考えたら。
「売り上げアップすると思うねんけどね」
やのうて、
「売り上げは確実にアップするねんで」
やで。
まー根拠は発表でけんねんけどね。すんません。
・・・なになに・・・
話がながい?
・・・・・・
話があっちゃこっちゃ行って読みにくい・・・?
↓
(^^;
ほんだら話戻したらんとね。
その"染み抜き"技術論を取り入れた手法やと、"染み抜き"は難しくないんす。
難易度だけで表現するとしたら反復リピート作業が苦にならず、なおかつ自ら革新していく意欲のある、普通に向上心のある方ならだいたいできると思える程度と言うか。不器用な方でも繰り返し&注意を払う事で上手になれるとも思うし。
「マニキュアの凝ったヤツ塗る(盛る)のととそれほど変わらん」って言ってた人がいたくらいやし。(笑)
・・・”反復リピート”が苦になる人はちょっと無理やけどね。得意不得意、向き不向きもあるし。
筆者自身、しみ抜き作業の難易度は食べた人が「おいしい!」って評価するレベルのオムライスを作るようなもんやなと感じてます。(オムライス作りをキレイに作ろうとすると訓練が必要やと思ってて。見た目そこそこのオムライスって意味です、念のため。)
あ、オムライス専門とかでやってる次元の違うおいしさのオムライスやないでー。家で旦那や奥さまが昼飯とか晩飯に作ってくれる、あのおいしさのやつね。
外食のオムライスの味はまた別やから・・・
(オムライスを売っている皆さま、そういう訳でお許しを)
旦那、奥さんがオムライス大好きでホメ上手やったら、パートナーはオムライスの腕うなぎのぼり、そんな感じかなぁ、しみ抜きの難易度って。
あ、本格カルボナーラを10回作って毎回(見た目はともかく味は)おいしい!、って言ってもらえるっちゅうのもそうかな。
できるだけわかってもらおうとすると食べもんの話ばっかりに。^^;
基本、時間があって洗濯とアイロンが苦にならんなら過半数以上の方ができるでしょう。
マジ染み抜き技術自体の難易度はそれくらいっす。
やる気は大事やけどね。
しゃーからことさら「着物のお手入れは◯◯年以上着物専門に扱ってきた染◯ナントカを持った上級技術者しかできない」と謳っているお店のホームページを見るたび、「一回ホンマに勝負したろか?」とカチンと来たりしております。(勝負して負けて恥さらしたりして)
大人げない大人ですねん。
え?大人げないけどパリ人やもん。ボンソワーマダームウ、ウイ!
(^^;
パリに来たら筆者の着物クリーニン屋使こてねん♬
2013年11月現在むっちゃテレビで報道されてる複数の一流ホテル・レストランの《サギ》食品偽装問題。
安いバナメイエビを割高な芝エビって表現したりブラックタイガーを車海老と表記したり、輸入肉に牛脂を詰め込んだ加工肉を◯◯和牛としてたり。
調理業界で長年続く悪習らしいんやけど・・・。
コック業界、シェフと納入業者との癒着&リベート問題とおんなじように、根が深い問題なんかもね。けっこう、本気で調べたらあちこちでやってそう、みたいな。
それとおんなじで言葉に装飾して技術力があるように見せる努力するよか 「結果で勝負せえ!ビフォー・アフター写真と料金出して説明せんかい!」と思ってしまう・・・。
心が狭いのぉわし、と感じるこの頃。 (^^; マァネ
・・・ここへきて突然本題に戻るナゾ行動。
ゆるしてねん。
①-3 ビフォーアフターと料金を同時掲載しているお店が少なすぎる
たいていのクリーニング・着物丸洗い店はWEBデザイナーにちゃんと頼んでお金のかかったホームページを持ってますやん?
なんで「ホームページ上でビフォー・アフターを料金と一緒に掲載したらどうなん?」と思ってまう。
あ、筆者の店と家はパリね。来仏の際は寄ってね♬
店名ジュブテームクイーモーノウワンドリー。
信じるあなたは善人です。
着物丸洗い店のホームページはビフォーアフター画像を乗っけてないお店が多い。あっても数例を掲載したきり。日々キレイにしている着物があって品質に自信があるんやったらどんどん更新したらいいのに。
まあでもあれか、フツーはプロの業者に頼むもんね。
いくらくらいやろか・・・だいぶ前にウェブデザイナーに見積もり取ったら、初期費用は10万いかんかったけど、たまのページ更新で1回2万とか書いとったなぁ・・・(遠い目)年で30万くらいやっけ。
そない考えたらそうそう新しい画像とか情報、発信してられん事情はわかるかな、これに関しては。筆者のパリ本店のウエーブサーイトもポンコツやし(笑)フランス語間違いだらけ。
洋服中心のクリーニング屋さんのホームページは結構ビフォー・アフターが掲載されてる店多いねんけど、肝心の料金が載ってないのはナゼ?と思ってまう。
クリーニング屋さんの関係者の方、もし理由をご存知ならぜひお教え下さい。なにとぞよろしくお願いします。m(_ _)m
税務署対策?
そんなん意味ないやろうと思うねんけどねぇ。
・・・有益な情報発信のはずが、
読者に特定の業者さんの悪口と受け取られるかも?的内容になるような気がしてきたんでさっさと本題に。
(自分にも突き刺さってるのは伏せとこう)
①-4 丸洗い?クリーニング?どっちなん?
筆者が考えるにお客さんは結局料金と品質のバランスでお店を選ぶと思うんで、着物屋さんかクリーニング屋さんかはお客さんが選択すべきやと思う。
「なんやとーっ!?」
↑ ↑ ↑ まあまあ、説明する説明しますやん。(笑)
みーんなお待ちかねやんね?(^^)
チャンチャカチャーン チャチャチャ チャンチャカチャーン! その選択のキモ、ポイントをついにご披露いたします。
以下3つの要素の組合せ、全6パターン。
「着物を丸洗いクリーニングに出す」がメインテーマやから、染み抜ききまで含めた総合評価ね。
-
料金・・・価格、値段、説明いらんかも?普通の消費者にとっては最も重要な要素ですぅ。
- 品質・・・仕上がり品質。結果。
→「なんじゃコレ?品質」か「キレイ!」。
- 安心・・・普通に出して普通に戻ってくる。納期が守られる。追加料金とか勝手に発生せん。何かあったら必ず事前連絡、直後相談
◆1◆安心 > 品質 > 料金
安心感重視で品質も得たいんなら高級着物丸洗いクリーニング店一択。
他の選択肢は全く無し。考えるだけムダムダ。
正絹着物の丸洗いクリーニング料金が最低でも実質8千円以上のお店を選ぶ事がコツっちゃコツ。失敗した!って感じる確率はずいぶんと減ると思いますで。
重要な点をひとつ。
日常的にセールを行っていないお店を選ぶべき、
これマジ大事。お嬢様、疑わない!
◆2◆安心 > 料金 > 品質
安心感を担保しつつ「いややっぱ値段も大事やろ。品質はまあ目をつぶろ。」
この場合は激安系着物丸洗い店、高級着物クリーニング店の両方が選択肢に入りまんなー。
着物の丸洗いクリーニング料金が3千円強~5千円前後のお店が視野ってとこやね。表示料金が8千円でも継続的にセールとかで3~5千円程度で受注してる店がベストなんかもネ。
※激安系丸洗い店・クリーニング店は除く
◆3◆品質 > 安心 > 料金
仕上がり品質も安心感も大事。
ならやっぱ高級着物専門店一択。高級着物クリーニング店っきゃないでー。
丸洗いクリーニング料金が実質8千円以上のお店を選んでね。
とーぜん日常的にセールとかやらん店しか選んだらあかんで。後に解説すっけど技術力のある店でないと品質を求めるクリーニングやとぜったい後悔するかんね。
◆4◆品質 > 料金 > 安心
これが難しいねん。仕上がり品質と料金だけを重視するとして、安心がいらんなら「好きなトコ出したらええのに」と言いたいとこ。やけどそしたらこの記事の意味がないと。う~ん。
お客さんが「丸洗いクリーニング後のチェックがどれだけできるか」で答えが変わる・・・と言うのがしっくりくるかな~・・・。
着物好きでよく丸洗いとかクリーニングに出したりしてる人はもうすでに信頼できる店があるから、そもそも店選びで悩んでないやろうし。
・・・う~ん。
料金面から切り込むとね、染み抜きとか汗抜きとかを考えんと丸洗いクリーニングで全体洗いでスッキリさせたい、という要望やったら2~3千円台の着物専門店かなーという感じ。
やけど、着物のチェックの目がきちんとできてる消費者さんやったら正直に言ってクリーニングの品質が納得できるとは、なかなか考えられへんし。ドライクリーニングはどこまでいっても限界あるもんね。
「あんまり汚れてない着物」をお手入れするんやったらええやろうしって答えもウソやないもんねーむずかし。
飲食業界で例えると・・・。
2013年現在、爆発的にヒットしている高原価率レストランチェーン《俺の》シリーズ。高級フレンチ高級イタリアン高級会席料理が一流店と比べて3分の1とかというあり得へん値段で提供されとる!
原価率が高くても1日平均2.5回転したら黒字やんって。お客さんが爆発的に来てくれたらそんな安い単価でも十分利益は出て発展できるって、マジすごくない?
※でもでも実は実はと紐解きますとな、むっか~しからある薄利多売の概念なんですなこの商法。でも多売する(たくさんのお客さんを集める)方法が画期的!
行列と話題と口コミにつられたテレビ雑誌ネットメディアが勝手にガンガン特集組んでニュースでバッシバシ取り上げられて、なんとそれが無料と。ニュースなんか購買意欲の高いとされるF1?層がバッチリ見てるゴールデンタイム(死語(^^;)前後でもやってたしなー。
たぶん開業から1年間で広告費3億円~5億円くらいのテレビ広告を無料でやってもろたっちゅう相乗効果もあったんやろね、ゲロ吐くくらい集客してる。
筆者にしてやっぱ商売は基本(飲食なら味、クリーニングなら品質やね)が大事なんやなっちゅうのが再確認できたワケ。このチェーン店が5年10年とおんなじ形態で営業続けられててそれこそ全国規模で他店舗出店し続けられてるんやとしたら、まさしく飲食店は味が勝つ!っちゅうこっちゃね。筆者は着物クリーニングやともち品質が勝つ!って思ってますねん。でさらに料金がゲゲゲ安やと更に良しって考えでねー。
俺のチェーンは今日本にしかないから、パリの着物クリーニング業者の筆者からは遠すぎて行った事ないけどテレビとか見る限り、お客さんはシンプルな答出してると見た。
- 一流シェフが作り監修した質の高い料理を(品質)
- 激安料金で提供してるけど(料金)
- 座って食べられへん(安心とは違うけど、快適ではない) のね。
品質 > 料金 > 安心とはやっぱちょっと違うかなぁ。
筆者的にはオンナジ感じしてるねんけど。
むちゃウマッ!>わおっ!マジか!激安ぅっ!>長時間はきつっ!
むちゃキレイ!>おおっ!安っすいやんけ!>ちゃんと納品された!
・・・どやろか?
結局は品質がモノ言うねんって思うねんけどなー。これ読んだはる人、どう感じるんやろかね。もちその料金もめちゃ重要やしね。うんまいもんがゲロ安料金で味わえる。これマジさいこーじゃね?(^^;
まあでも品質も料金も、となると何か大切な事を犠牲にせんと難しいのは事実デスな。
値段が相場の3分の1とかって、激安とかって次元とちゃうもんねー。まーでも筆者やと歳もあるから席に座って食べたいわな。カウンターでもええから。え?そら一人で行くで。寂しくない!
プロポーズの場にはふさわしないけど、付き合い始めて半年後のデートやったら全然おkみたいな。
「立ちっぱなしでちょいしんどかったけど、うまかったなー!」
「うんうん!」
「明日ネタにできるしー」
こんな感じ。
着物のクリーニングやと大事な着物お願いして「どうなるかって思ってたけどキレイになったやん。そこそこ安かったし良かったー。」
・・・これかな。
でも「どうなるかって思ってたけど・・・なんじゃこりゃ!?汚れが残りまくっとるやんけ!」
ちゅうのも考えられるゾーンやからね、相場の3分の1の価格って。どう考えても。^^;
だいたい丸洗いだけで着物の汚れが綺麗になるのって神話に近いもんあるし。
ま、ネット上にはびこる丸洗い神話(丸洗いだけで汚れが綺麗になった!、っちゅう神話。筆者は勝手に店側の自作自演の広告やと思もてるけど)を過度に信頼したり深く考えんと丸洗いだけで正絹着物が綺麗になるんやね?って思ってる消費者が多いのも確かやからなー。丸洗いにそんな能力、ないねんけどねー。普通の消費者は知らんだけで業界人には常識っちゅう。
「着物丸洗い店でもフツーのクリーニング店でもどっちでもええんか?」って訊かれたら「着物丸洗い店の中で探した方がいいような気が・・・。
でもフツーのクリーニング店でも「この着物の注文が上手にできたら次からは洋服もまとめて注文してくれるかも」って考えるオーナーさんやったら、とりあえず安くがんばろ!ってなるお店もあるやろうし・・・
っちゅう中途半端な回答しか出ませんでしたな。
メンゴ(死語)。高卒専門学校卒の筆者にゃ~難題すぎやったわ。
お許しアレぇ。m(_ _)m
ここはまあまあフェードアウトという事で・・・。^^;
(マジ画像をビフォーアフターで出して、ほんで料金も参考価格で出しといてくれとったらって、思うっしょ?みなさん)
◆5◆料金 > 安心 > 品質
簡単。着物丸洗い店でもクリーニング店でも激安店でおk。お好きな店を選び放題。
・・・丸洗いクリーニングに出す意味はあまりないと思うけど。あ、染み抜きを追加するなら別。
染み抜き技術をしっかり持ってるお店やったら染み抜き料金はソコソコ普通の料金(相場の範囲で)提示するはずやし。
ここでここまで読み進めてくれた読者へ重要なアドバイスをば。
キモノ、何回か着たら衿んとこ汚れてくるっしょ?
なんちゅうか・・・筋っぽく、縦長で・・・。
あれ、汚れの原因は首・アゴの皮脂汚れとファンデーションくらいの事が多いんですねん。それくらいの軽い汚れでそれも最近できたって汚れ屋と激安キモノ丸洗いクリーニング屋さんでも綺麗になる確率たっかいでー。
だってねー、丸洗いってその汚れだけを落とせるクリーニング法なのですから・・・(小説風)
他は袖口内側の黒~い黒~い皮脂汚れね。(かなり時間の経った皮脂汚れは皮脂汚れの下に黄ばみがあるけど、黄ばみはムリですで。黄ばみ処理は漂白って化学反応処理が必要で、筆者の店でもモチ有料)
ちゃんとしたキモノ悉皆屋サンやったらチャンと衿の汚れとか袖口とか裾周辺は手で処理するって、キモノ丸洗いのルールでやってるやろうし。
この後にも詳しく書くけどね。
まー
ネットの着物クリーニン屋を探すヤツァ読むな!
とは言うたけど、これくらい特典あってもええやんね。
しかも後日追記したんやし。
長すぎてごめんね、みたいなね。(^^
あ、確認すんのん忘れたらあかんでー。
「お宅は丸洗いが激安やけど、他の店みたいに衿と袖と裾を洗ってからドライクリーニングするっていうやり方の丸洗いをしてくれるんですか?」
って確認。もちお店にね。
٩(♡ε♡ )۶
↑ ↑ ↑ 「かお」で変換してたらつい一目惚れしてもた・・・カワイイから使っただけという・・・キモぃおっさん(笑)
それ確認して「それやってない、追加料金でプラスしまっせー」やったとしても、そもそも激安系やからそんなムッチャクチャな費用にはならんと思うねんけど、その辺は自己責任でヨ・ロ・シ・ク・ゥ!
あんまり横道それるのよくないけど、激安店のホームページにユーザーレビューがあるお店あるでひょ?
3千円以下っちゅうむっちゃくちゃな激安店に丸洗いクリーニング出して「すっきりキレイになった!」、っちゅうレビューの書き込みを見るたび思うコト・・・
「マジか?」
って思ってまう。
しみ抜きを追加せんで丸洗いクリーニングだけでけっこう汚れた着物がキレイになるとはクリーニング業界関係者なら信じられへんもん。
最低限、悉皆屋業界の手順通り作業してる丸洗いクリーニングやったら衿山・袖口・すそ周辺の3ヶ所は揮発性溶剤で処理してからドライクリーニングするやろから、軽くファンデーションついた、1回しか着用してない、それくらいの汚れやったら落ちるやろから、それを「上手に安くやってもらった」って評価してるんかなぁ・・・。
経験上、丸洗いだけでキレイにできるって着物はそれくらいしか思いつかへんねんねー。
一般の人向けに極端な説明すっとね・・・
食後、油でギトギトに汚れたお皿あるやん?あれシンクに置くやん?水で流すかつけるやん?ほんだら・・・
部分的に汚れは落ちるけど、油まみれの部分はぜんぜんそのままやん?ドライクリーニングってこんな感じ。
(?△?)は?
(^^; 逆説的表現やけどね。
油ギトギトは水流の圧で流れ落とす事はできてもお皿からキレイに取り除かれへんやん?洗剤つけんと。
この例でいうと丸洗いっちゅうほぼドライクリーニングは油を落とす力しかないから、ちょっとでも水分含んだ汚れを着物からハガされへんねんね。
もうちょい言えば洋服中心のクリーニング屋さんって、丸洗いでも用いるドライクリーニングマシン(要はドライ洗濯乾燥機ね)の中に水分を除去できるようにしてて、ドライクリーニングだけでも水溶性の汚れがある程度落ちるようセッティングしてるお店がありますん。
これね、痛し痒しやねんけども、こうした洋服のクリーニングでできるだけ安全にクリーニング品質をあげようとしてる店って(マジあえての提言やけど)着物には安全とちゃうっちゅー、何とも言い難い状態なんですわ。
おじーちゃんが一人でやってるような小さい店やったらまず間違いなく水を混ぜん、着物にとっては安全性の高いドライクリーニングが可能やけど逆に言えば洋服はあんま綺麗にでけんっちゅう、マジジレンマと思わん?この現象。
そう考えたら着物だけに向け機械類を設定してる着物専門の店の方がやっぱ安全っちゃ安全なんかもね。
業界人なら常識中の常識やけど、この後書いてるネットのレビュー見て「着物は丸洗いでキレイになるんやね!」って今現在思ってる人、この続き、何が何でも、夕飯抜いても、風呂はいる時間けずってでもゼッタイ読み込まなあきまへんでー。まじまじ。(おっさんが若ぶって若モノ言葉を見よう見まね)
あくまで筆者の経験上やから、他のお店のこたぁ、正直わからんねんけどね。
時々着物好きさんの個人ブログなんかで目にすっけど、たぶん激安店でそういうレビューを書くのはそれほど汚れてない着物を出してるか、着物丸洗い後の仕上がりチェックに厳しい目をもたへん人ぐらいちゃうかなーと、どう考えても思える・・・。
★★★★★注意すべし!★★★★★
ブログ書いたりクリーニング後にお店のレビューらんにコメント書いた事ある人!!
「激安系のお店を利用した消費者のミナサマ、利用後、あなたの書き込んだその好意的なレビュー見てそのお店を選んでしまった消費者が、《着物関係者との苦い思い出》の新たな被害者になってる事、知っといてほしーっ!」
もし今からでも「あぁ、そりゃマズいわなぁ」と感じたら、ブログとか記事、書き直してくれまへんかねー?
自分の書いたブログ・レビューが直接的な原因で着物被害者が発生してるとは気づかんのやろなー、とは思うけど。
これ読んでハッと気づいてくれたら、と願わずにはおれまへん。
これ正直な実感です。(・ム・) ムムッ
特にこれまでたくさんの着物を激安系丸洗いクリーニングに出してきた方、けっこう汚れてる着物ね、丸洗いだけで綺麗にはなれへん。わかってるでひょ?
負の連鎖は消費者のその後の行動にも原因があるのですな。
・・・余計なお世話でした。^^;
※ここまで読んで激安系着物クリーニング店を攻撃してるみたく感じるかもしれんけど、そんな意図ちゃいまっせ。
だいたい、筆者の店、激安系やからね。パリでたった10ユーロから!
しゃーないなー。ここだけやでえほんま。
店の名前はジュテームチープキモノランドリーね。
〒001-9871
ひつこい?(^ヘ^
◆6◆料金 > 品質 > 安心
「◆4◆」に同じ、です。読み返しましょう。
最終的にストレスのたまる玉虫色の回答になってるけど・・・。^^;
おおまかにまとめると料金と品質はやっぱりバランスでけへん、って事になるねんねー、どうしても。
※ここで言う料金は3千円以下って意味。
5千円でも安い!って感じるんやったら着物丸洗い専門店かなー。
安心・品質か、はたまた料金か。
着物1点にかけられる費用が3千円以下ではちょっと無理があるような。8千円が安いと感じられるならバランスのとれるお店はけっこうあると言えますナ。
「3千円以下で着物をむっちゃ綺麗にしてくれるお店」って、言い方変えたら
「千円以下でおしゃれなカットをしてくれる繁華街の美容室教えて~な」って言うているようなもんやもん。
・・・それでも探せば両方あったりするのよねー。(笑)
例えもやりにくいなぁ。
なに? ほうほう。 筆者の店?
それを正直に書くとこのブログがステマ広告になってまうから言えまへんねん。ごめんやでー(^^ゞ
少なくともココ《着物丸洗い店の選び方》で筆者のお店に誘導しようとはぜんぜん思ってへんし。
ウチの店に誘導したいんやったらもっと上手に書くしニョ。
言葉遣いとか。もーちょーかっけーかんじにー ↑
ホンマに着物被害者を減らす運動でござーす。
マジ店のホームページは別にあってそこでちゃんと商売してまんねんしね。
客が多いか少ないかは別やけどなー(^^;
・・・という事でおしまい!
「こりゃっ!ぜんぜん本題に入ってないやんけ!どないなっとんねん!」
→どうぞお許しを。
文字多すぎて縦スクロールやりすぎて読みにくいっしょ?(笑)
続きはまた後日、できるだけ早く書こうと思います。
思わぬ長文となりすいません。
貴重なお時間にも関わらず最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
筆者 m(__)m
※このブログのページの下部・上部・サイドに表示されているお店の広告は筆者の店とはまったく関係ありません。お店選びは充分に検討し、ご自身の判断でお決め下さい。
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